和田竜さんの作品全般に言えることですが、良くも悪くも脚本的です。
圧倒的なスピード感と、少ない文字数で場をイメージさせることに長けた小説だと思います。
台詞に関しても、簡潔で分かりやすい。
そのため、本をあまり読まない方にもお勧めできる小説です。
逆に日常読書をされる方、特に時代物を好まれる方には「物足りなさ」を感じる人も多いのではないでしょうか?
個人的な感想をいえば、少々物語や人物の背景に物足りなさを感じるものの、展開の面白さや史実を取り入れているのに全てがフィクションのような作風に大いに楽しませてもらいました。
ちゃんとした監督や俳優で撮ってもらえるのなら、ぜひ「のぼうの城」に続き映画化をしてもらいたい作品です。