音楽関係者でないノンフィクションライターの書く本ということで
今までと違う切り口を期待しましたが、正直全く期待ハズレでした。
この本の中心となる取材協力者は、
高校のクラスメイトやライブハウスの店員等で
いずれも清志郎を長期に渡って良く知る人物ではありません。
週刊誌レベルならそうしたエピソードの寄せ集めでもいいけれど
本にするのなら、もう少し時間をかけて、重要な関係者から話を聞き、
清志郎の本質に迫って欲しかったです。
短期間の取材と既存本の引用によって筆者が語る「清志郎像」は
なんだかちょっと本当の清志郎からズレている気がして、
どこか違和感を覚えるものでした。
あと気になったのは他の方も書いていますが
某本からの引用が多く、ファンなら周知の内容が多いこと。
それから、既報のフライデー記事が中心で
書籍化するに当たっての加筆箇所が少なかったこと。
(親戚の伯父さんの章が新たに加わっていますが、
3ページ程度の内容で、筆者のウエブサイトから無料で読めてしまう。)
ということで、買って読むほどのものではなかったというのが率直な感想です。