「必殺仕事人2009」のテレビドラマDVDBOXです。
個人的に源太が死ぬ11話までBOXに入れて欲しかったのですが
ドラマ構成的には10話までが妥当だとスタッフも判断されたのでしょうか?
それほどこのドラマの1話〜10話の構成は異色です。
まず、このドラマの主役は弱者を強者が食い物にするという事件そのものです。
事件の内容は今日(21世紀)の事件の風刺。
ささやかな生活を送り、何ら落ち度の無い庶民と
それを食い物にし私服を肥やすあまりにも腐った外道ども。
本当に罪の無い被害者達が、いとも簡単に殺されていく、しかも老若男女、子供まで。
しかも悪党どもはその被害者達が死んで当たり前、虫けら同然と思っているのです。
これらの悪党を罰することができるのは法ではなく、同じく人の道に外れた仕事人たち。
渡辺小五郎、涼次、源太、・・・そして中村主水。
外道ながらも熱き心を持つ仕事人です。
彼らの仕置きの技はハードで残酷なのですが、
そんな殺され方をされるのも最もだと思える悪党達の末路。
被害者も悪党達も毎回ベテランの役者さんが出てきますが、
確かに、ドラマに説得力を持たせるには
演技の上手い方が悪党役ではないといけないでしょう。
ドラマにはまったく救いが無く、たとえ悪党が仕置きされても無情感が残る結末。
賽の河原に石を積むような仕事人の仕置き。
非常に不条理かつハードな時代劇です。
辛口の風刺ドラマにもなっていますので、生ぬるそうだと食わず嫌いな方もお試しあれ。
このドラマも後半は仕事人同士の内紛劇が用意されて、現在、どうなるかわかりませんが
前半パートは純粋に必殺ドラマとして非常に楽しめました。