私は、雀々さんと同じ中学つまり大阪市住吉区の大阪市立三稜中学出身である。
年齢が違うので、同じ時期に同じ中学にいたわけではないが、
雀々さんのことは私が小学生の頃から知っていた。
それは、雀々さんがTVに出ていたからではなく、
私と同じ団地に住む雀々さんの同級生のところに、雀々さんがよく夕飯を食べに来ていたからだ。
たまに、階段ですれ違ったりすると、大きな声で挨拶され、
母が、「あの子、親おらんでひとりで暮らしてるんやて。そやのに、グレもせんでえらい子やなー」
といっていたことを思い出す。
ただ、こんなに悲惨なことになっているとはしらなかった。
あの明るさの裏に、こんな悲惨なことが隠されていたんですね。
正直涙なくして読めませんでした。
雀々さんは、今まで大きくブレークしたわけでもなく、
大阪でもどちらかというと、玄人受けする存在でした。
私はそれでいいと思います。
浮き沈みの激しい関西お笑い界の中で、長年一定の地位を守ってきたことはそれだけ実力のある証拠です。
変にブレークして終わってしまうより、長く愛される落語家であることを望みます。
ちなみに、本書に出てくる西川きよしさんも三稜中学出身です。
そして、卓球部は、全国大会で3位になったこともある名門クラブです。