こういうタイトルの本を読もうという人は、試験にどうしても受かりたいけれどなんとなく不安で今の自分に足りない何かを補いたい、という気持ちで手にとっていると思う。
合格したい、という受験者がもつ夢とついそれに反してしまう行動への反論、そのためにはどうするべきか?という方法論がかなり緻密。語りが熱い割に客観的に指摘している。
特に、難関試験を何年も受けつづけている「試験のベテラン」にはかなり手厳しいが、陥りがちなミスや新たな勉強方法への啓発する描写も多いので、自分の問題点を徹底的に指摘してもらって自分を叩きなおしたいマゾな努力家向き。つまり私向き。
この手の勉強法で一番この著者だけがやっている真新しい点は、最後のページで「どうしても受かりたい人は、本書を持って私に会いにこい!」と言ってくれていること。セミナーの学院長ゆえの方法だが、読者の熱意にここまでつきあってくれる点はすごい。著者と二人三脚でやれるという「孤高の戦い」の注文、次回の難関試験にぜひ試してみたい。