TOEICの点数を上げることに没頭し、ある程度英語の読み書きができるようになった私の最大の悩みは「英語の力はあるのに話せない」ことでした。そこで、インターネットや本で調べてみたところ話力を養成するには音読が最も効果がありそうだとの結論に達し、半年間ひたすら音読を繰り返しました(いわゆる只管音読)。しかしながら、どうしても「口をついて英語が出てくる」状態にはならず、このまま音読を続けても自在に英語を話せるようにはならないのではと考え始めました。再び悩みはじめた頃にインターネットで、短文暗記が「話すこと以外の英語はできる人」の会話力養成に大きな効果があるという理論を見つけ興味を持ちました。藁をもすがる思いの私は、早速短文暗記に適した本を探し始めました。本書を選んだ理由は、(1)一つの短文を80回ひたすら繰り返すという著者の理論に納得した、(2)会話で役立ちそうな英文が(ある程度)文法的に体系的に適度な分量で整理されている、(3)ポケットサイズで見開き形式、ということです。早速著者の言うように上下巻で約640の英文を1日10例文、2ヶ月で暗記し終えました。結果は、これまでの学習法の中で最も大きな効果が得ることができました。いわゆるブレークスルーを体験しました。今後は、日本語訳をみた瞬間に英文が口をついて出てくるようになるまで習熟度を深めれば、より訓練効果は大きくなると思います。具体的な効果として以下の点を強調したいと思います。1. (ペラペラでは決してないが)ある程度英語で言いたいことが咄嗟に言えるようになり英語の電話応対等が怖くなくなった。2. (なぜか)英文Eメールを書くのに苦労しなくなった。あまりにも効果が大きかったので、この本に対する感謝の意味も込めて感想を書かせて頂きました。繰り返しになりますが、「英語の力があるのに話せるようにならない」、「英語力を伸ばすためなら相応の時間や努力を惜しまない」という方にこの著者が唱える短文暗記は適していると思います。別売りのカセットテープについては、私の場合別に発音の練習をしているので必要性を感じておりません。個人の力やレベルに合わせて同著者の他の書籍を学習してもよいと思います。