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心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿 (創元推理文庫)
 
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心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿 (創元推理文庫) [文庫]

アルジャナン ブラックウッド , Algernon Blackwood , 植松 靖夫
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ロンドンの医師サイレンスのもとには超自然現象に悩むさまざまな患者が訪れる。奇怪な謎に挑む“心霊博士”の冒険。屋敷の悪霊に取り憑かれた作家、前世の記憶から猫の町に引き寄せられた男、旅の途中で30年ぶりに母校を訪れ黒魔術に引きずり込まれた商人、激しい恋情のすえ驚愕の人狼事件を経験した青年…英国を代表する恐怖文学の巨匠による人気連作全6作を完全新訳で贈る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

植松 靖夫
英文学者・翻訳家・辞書編纂者。上智大学大学院博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 474ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2009/1/28)
  • ISBN-10: 4488527027
  • ISBN-13: 978-4488527020
  • 発売日: 2009/1/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 413,075位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
解説も豪華 2009/6/14
By birdsong トップ500レビュアー
形式:文庫
解説がアーサー・マッケンもとい朝松健です。A.E.ウェイトやGolden Dawnとの関係、H.P.L.による評などがあり、マッケン・H.P.L.の愛読者にも参考になります。作品自体は神経の行き届いた描写で、思わず引き込まれます。最初の二編は猫好き必読ですね。うちの猫もこんな世界を見ているのか知らん。これを読んだら次は朔太郎の「猫町」をどうぞ(笑
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
オカルトの短編集です。
ごく普通に学生生活が懐かしくなって、商用のついでに母校を訪ねてみると、そこは30年前と同じようで先生たちもあのころの先生たちとちっとも変わっていません。
でもなんだかヘンなんです。
ジョン・サイレンス博士のところには、奇妙な患者ばかりが集まってきます。
ごく日常にありそうなことが実は異次元につながっていたとか、ぞくぞくする体験です。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
予想以上に面白く、心に残る短編集でした。語り口は上品で、美しい情景描写に引き込まれます。
それは、心霊学も科学たりうると信じられていたある意味幸せな時代の雰囲気と無関係ではないでしょう。
ジョン・サイレンス博士の患者たちは「こんな奇怪な体験は、誰も信じてくれない」と口をそろえて訴えますが、博士の穏やかで確信に満ちた応対に安心し、深い信頼を寄せるようになります。科学的合理精神が心霊の存在を完全に否定する時代では、こうはゆきません。

博士がどのような方法で悪霊たちを退散させたのか、その具体的な方法の描写は少なめです。どうやら呪文を唱えたり印を結んだりしているようなのですが……。

6作の短編はどれもいいですが、何が一番好きかは好みによるでしょう。30年ぶりに懐かしい母校を訪ねてみたら……という「秘密の崇拝」は、白眉とも言える傑作だと思います。異様な暑さに包まれた屋敷で頻発する発火事件にいどむ「炎魔」は、冒険物語的なスペクタクルと×××な結末(ネタバレになるので書けません)が何とも言えない味わいです。「犬のキャンプ」は、怪談奇談に慣れきった現代人にはある程度見当がついてしまう素材なのですが、美しいバルト海の島々でのキャンプ生活、その中で解放されてゆく野生、そして×××な結末(これもネタバレになるので)などの描写と展開が素晴らしい。
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