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心理学で何がわかるか (ちくま新書)
 
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心理学で何がわかるか (ちくま新書) [新書]

村上 宣寛
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「性格はどこまで遺伝で決まるか」「自由意志は存在するか」「記憶力は鍛えられるか」「暴力的映像は暴力を引き起こすか」―これらの問題に意味のある答えを出すには、哲学や日常的実感では力不足。科学としてのアプローチが必要なのだ。インチキ、俗説、疑似科学を退けて本物の心理学のあり方を提示しつつ、今、心理学がどこまで到達しているのかを平易に紹介。心理学、最初の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

村上 宣寛
1976年京都大学大学院修士課程修了。現在、富山大学人間発達科学部教授。認知心理学の研究、統計分析、性格測定に関するプログラム開発、評論活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 285ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/09)
  • ISBN-10: 4480065059
  • ISBN-13: 978-4480065056
  • 発売日: 2009/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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28 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ryoma
形式:新書
何故、この方は何時も自分の凄さをところどころにひけらかしてしまうのだろうか。それさえなければ、何も文句はないのだが。村上教授は、心理の人間の中でも変わり者であることは間違いないだろう。歯に衣着せぬ言い方は小気味いいし、心理学にまつわる間違った信仰や妄想をバサバサと切り捨てる様は、正直気分がいいのだが、彼のさり気ない自分自慢の箇所だけは、読んでいて多少気分が悪くなる。これは、大抵の人間が思うだろう。他の心理学者や一般人を見下した姿勢は、あまり気持ちのいいものではない。
今後、臨床心理に求められているのは、EBMとNBMの統合であろう。科学的な認知行動療法を核に置き、社会構成主義的な心理療法、システムズアプローチに基づく家族療法などを織り交ぜながら、どのように折り合いをつけていくかが課題と言ってもいい。その意味で言えば、村上教授はNBMにはあまり関心がないようだ。そこは少し残念な気がする。数字の説得力は絶大ではあるが、それが決して全てではないし、人の心を数値化するという考え自体に、既にある種の無理があるのだから。ただ、未だ旧帝の医局や心理の研究室にさえ、カビが生えた分析心理学や精神分析にすがりついている残念な教授達が存在する中、彼のようにズバズバと心理の蒙をはらしてくれる存在は貴重ではある。今後も、一般人も学者もどちらが読んでも楽しめるような、良書を彼には期待したい。
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ま2007 トップ1000レビュアー
形式:新書
絶賛したいところと貶したいところの両方がつまった妙な新書。新書なのに結構分厚い。2章から6章はかなり最近のものまで含めた心理学関係の調査や実験のサーベイになっている。この部分が出典リストとともにものすごく充実していてる。一般向けの書籍でこれほど充実したものは多分他にはないだろう。文章は上手とは言えないし、著者が欲張りすぎて消化不良となっている印象があったりもするが、それでも読む気になる。とくに「賢い馬」「ゾンビシステム」あたりは心理学の意義や面白さを上手にアピールしていると思う。

前書きと1章と7章(終章)は2章から6章と違って酷い。1章は「心理学は科学だ!」という主張なんだけど、科学論の本などで「科学の権威にすがる行為の例」として説明されている内容そのものだったり、「確率論を学ばずに統計手法使ってる?」と勘繰ってしまうような内容だったり。とはいっても、因果関係と相関関係の違いを指摘しているあたりは平凡な心理学本よりはずっと良い。最後の7章は臨床心理と精神科医療を貶す内容。臨床心理については分野自体がレントシーキングの温床以外の何ものでもないという批判(評者は実情を知らない)。精神科医療(とくに鬱病)の説明に関しては著者の見識を疑う。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ここ20年ほどの基礎心理学分野での進展をかいつまんで説明している一冊。まず心理学の研究法から、次に心は遺伝するかというトピック(行動遺伝学)、動物の認知能力(動物心理学)、意識とは何か(神経心理学)、記憶の曖昧さ(虚偽記憶研究)、ヒトの性淘汰(進化心理学)、コミュニケーション(社会心理学とゲーム理論)、そして臨床心理学・カウンセリングと精神医学の前途まで。個人的に意外に感じたのは行動遺伝学の見解をかなり強く支持しているところ。批判的な心理学者はまだかなり多いとおもうのだが。

表紙にもあるように、高校には心理学に関連する授業がない。そのためアカデミックな心理学の様相を知るためには取っつきにくそうな心理学の入門書を読むしかない。進路を真剣に考えている高校生ならともかく、一般の人であればまずそんな手間はとらないだろう。そんな中で、より取っつきやすい新書として、本書の価値はとても高いと思う。ちょっと変なバイアスを感じる部分もあるのだが(たとえば進化心理学の仮説は証拠が十分にあるか気をつけなければならないそうだ。しかし、仮説は全てそうではないのか?)、心理学ってどんなことを研究しているの?という人や、心理学関連の学科に進むことを検討している高校生にちょうどいいと思う。
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エビデンスベースドな心理学の紹介本
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投稿日: 2009/11/28 投稿者: RYSK
心理学の本当とウソ
... 続きを読む
投稿日: 2009/9/30 投稿者: ishilinguist
村上さん、国立大学でよかったですね
... 続きを読む
投稿日: 2009/9/18 投稿者: 黙羊
科学としての心理学
心理学は科学であり、心理学上の仮説はそもそも反証可能
な性質のものでなければならないし、統計等によって... 続きを読む
投稿日: 2009/9/15 投稿者: Zaan
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