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心理テストはウソでした (講談社プラスアルファ文庫)
 
 

心理テストはウソでした (講談社プラスアルファ文庫) [文庫]

村上 宣寛
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

血液型と性格はまったく関係ありません! 適性検査などで使用される心理(性格)テストは、ほとんど使い物にならない。「血液型人間学」から、「ロールシャッハ・テスト」等々。何とみんな事実無根です。

内容(「BOOK」データベースより)

血液型と性格にはまったく関連がなかったことが研究結果から明らかにされた!さらに就職試験、適性検査などで使用される心理(性格)テストは、実はほとんど使い物にならないこともわかった。「血液型人間学」から、「ロールシャッハ・テスト」、就職試験でおなじみ「内田クレペリン検査」、性格テストの定番「YG検査」まで、何とみんな事実無根!心理テストを受ける必要がある人、それを使う側の人、性格テスト好きの方々、目からウロコの一冊。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/7/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062812231
  • ISBN-13: 978-4062812238
  • 発売日: 2008/7/17
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 まず、「血液型人間学」が取り上げられている。もちろん、そんなものは統計学的処理をしていない、非科学的な思い込みに過ぎないことは言うまでもない。それなら、「血液型人間論」程度に名付けてほしい。「学」なんて、恐れ多い。

 それにしても、二十一世紀に入って十年以上にもなるのに、いまだにこんなものが世の中にはびこっているのは、嘆かわしい限りである。テレビや女性雑誌では頻出である。ひどいものになると、これと星座を組み合わせた占いを放映していたりするけれど、そんなもので一喜一憂するのでは、知的水準が幼稚園児並みといえる。

 誰でも名前くらいは知っているロールシャッハ・テストは、何年か前に病院でやらされた。統合失調症を疑われたらしい。これまた、統合失調症の簡単な判別以外には意味がないテストとのこと。真面目に回答した自分は何だったのか。

 次、YGテストが無意味なものとは知らなかった。かなり怪しげ、とは感じていたけれど。
 これは入社試験でやらされたし、若い時の研修でも二回ほどやらされた記憶がある。今から思えば、バカバカしい限りである。

 内田クレペリン検査は受けたことがないけれど、一見しただけでも、くだらないものであることが感じられる。著者が「バカにならなければやっていられないテスト」というのも、ごもっとも。自分なら、間違いなく非定型パターンを示すだろう。

 それはともかく、この著者、長めの用語を勝手に略すので混乱する。“ロールシャッハ・テスト”を“ロールシャッハ”、“内田クレペリン検査”を“クレペリン”、というように。検査名なのか人名なのか、文脈で判断しろ、ということか。
 また、原語の発音に忠実でありたい、と思っているのか、外来語の“ゴールド”や“パターン”を“ゴウルド”とか“パタン”とか書くくせに、ドイツ人の名前“Wilhelm”を“ウィルヘルム”など英語訛りに書いているのは、片手落ちだ。“ゴウルド”や“パタン”では、読んでもわからない人がいそうだ。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
4つの心理テストの欺瞞を指摘し完膚無きまでに叩きのめす。
その4つとは
「ロールシャッハ・テスト」
「矢田部・ギルフォード性格検査」
「内田式クレペリンテスト」

「ロールシャッハ・テスト」では、いわゆる評価の専門家で、本を何冊も出している心理臨床家
齋藤久美子氏、馬場禮子氏、秋谷たつ子氏の解釈が全く見当違いに違っていたり、
フロイトユング的解釈にかたむいていたりする(これはレビュワーの見方)点を指摘する。
精神科医が3人いれば3種類の診断が出るという世界では、当然だということかもしれないが、
こうした公開解釈会(公海で行われたのだ)は、2度とひらかれなかったという。
「矢田部・ギルフォード性格検査」も「ロールシャッハ・テスト」とともに、僕はやったことがある。
こんなもんで性格が分かってたまるかと思いながら、高校生の頃受けたが、
その感覚は正しかったようだ。
「内田式クレペリンテスト」
これ、公文だよね。出来なかった奴をいじめるというくらいの害毒しか流さない。
バカを笑うクイズを昔、やったという嫌味な奴だったのである。

「血液型性格診断」
これは本書で取り上げるべくもなんの根拠もない、人相や手相にも劣る。
(という表現は誤解を呼ぶか)ほか3種も同程度という意味で著者は取り上げたのだろう。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
対象の本質を探求し、本質についての幾つかの重要な理論・法則を見つけることが学問であるとするならば、
様々な学者による仮説の集合体である心理学を学問として定義することはできないでしょう。

一方で、定量的な実験も難しく、日常環境から隔離した実験しかできないという限界がありますので、
あまり定量的な精緻さを求めることも過大な要求だと思います。
へんに定量化を求めると数値化できるものだけ実験しようということになり、
経済学と同じになってしまいます。

心理学でも結構活用できるものもあり、また仮説でも使わざるを得ない場合もありますので、
何でもかんでも批判するというのはよろしくないと思います。

まあ、心理学に過大な期待をしないということが肝要だと思います。

今後、脳科学・進化理論など自然科学が発展することで、
これまで培われた心理学上の仮説が検証されていくことと思いますので、
そこで得られる知見を上手く活用していくことが重要です。

以下をご参考ください。
脳科学:
アントニオ・ダマシオ「感じる脳」
ジョセフ・ルドゥー「シナプスが人格をつくる」
V・S・ラマチャンドラン「脳のなかの幽霊ふたたび」 など

進化理論:
リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」(進化心理学)
スティーブン・ピンカー「人間の本性を考える」(進化生物学)
マット・リドレー「やわらかな遺伝子」(遺伝学)
ランドルフ・ネシー「病気はなぜあるのか」(進化医学)など
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