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心洞―Open Sesame (双葉文庫)
 
 

心洞―Open Sesame (双葉文庫) [文庫]

五條 瑛
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

家出少女のエナと“鳩探し”をさせられている同居人のヤスフミ。二人の住む新宿では、若者たちが「ドゥルダ」と呼ばれる謎の占い師の虜となり、新種のドラッグに酔いしれている。彼らはみな、心にとてつもなく大きな空洞を抱えている。「R/EVOLUTION」=革命小説シリーズのOにあたる第3弾。書き下ろし掌編「東京湾アクアライン」収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

五條 瑛
1999年『プラチナ・ビーズ』でデビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 454ページ
  • 出版社: 双葉社 (2006/05)
  • ISBN-10: 4575510718
  • ISBN-13: 978-4575510713
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 323,813位 (本のベストセラーを見る)
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By pampino
形式:文庫
このシリーズが単に「革命シリーズ(1)」から8冊続くシリーズではない理由がわかる気がする。

大上段に全部をつなげる壮大なロマンも、
何代にも渡って語られる歴史物も素敵だと思うが、
このシリーズの、ひとつひとつをまるでまったく別の物語に仕上げながらも、
読み終わって最後のページを閉じると、シリーズ全体が向かう先と
登場人物たちの立ち位置が少しずつ明らかになる、その仕掛けがたまらない!

決してでしゃばりもせず、ページにしたら2ページくらいしか出てこない。
でもなぜか連作の主要人物は抜群の存在感。
サーシャが、リョウジが、そこで確かに生きている。

五條瑛氏はその経歴(防衛庁にかつて勤務)から、
その正体をほとんど語らないと聞くが、
もしかしたら日本人ではないのでは?と思わせるような、
ぎりぎりとした日本への焦燥感、退廃への憎しみにも似た怒りが伝わる。

まだ3作目だがかなり大きい展開もあり、
今後がどう膨らむのかがたいへん興味深い。
叙情詩のように強く気高い本作と、哀れな純愛が、どうこの後に影響するのか。

渇望しながら、次を待つ。
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