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心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)
 
 

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) [文庫]

高田 郁
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

酷暑を過ぎた葉月のある午後、翁屋の桜主伝右衛門がつる家を訪れた。伝右衛門の口から語られたのは、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を再建しないか、との話だった。 一方登龍楼の采女宗馬からも、神田須田町の登龍楼を、居抜きで売るのでつる家として移って来ないか、との話が届いていた。登龍楼で奉公をしている、ふきの弟健坊もその店に移して構わないとの事に、それぞれが思い揺れていた。つる家の料理人として岐路に立たされた澪は決断を迫られる事に―― 野江との再会、小松原との恋の行方は!?

著者について

兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒。1993年、集英社レディスコミック誌「YOU」にて漫画原作者(ペンネーム・川富士立夏)としてデビュー。 2007年、「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞し、作家デビューする。 著者に、「みをつくし料理貼」シリーズ、「出世花」「銀二貫」がある。

登録情報

  • 文庫: 297ページ
  • 出版社: 角川春樹事務所 (2011/8/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4758435847
  • ISBN-13: 978-4758435840
  • 発売日: 2011/8/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 次巻が待ち遠しいです!!, 2011/8/17
レビュー対象商品: 心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) (文庫)
みをつくしシリーズ、自分にとっては今一番面白い小説です。
そして、今巻は他の方のレビューにあるように、物語の展開の幅が大きく、
驚きました。

先はどうなるのか?これでよいのか?と読後気になって気になって仕方なく、
もんもんとしていましたが、りうさんの瓦版で心和んで、これはもう最後まで
見届けようと心に決めました。

他の方は今巻のラストをどう思われたのだろうと、思わず検索してしまった位、
行く末が他の読者の方も気になられておられるようで、多くの方が待ちに
待っておられるシリーズなのだなと嬉しくなりました。

どのキャラクターも生き生きと描かれ、その目線の温かさが、なんともまろやか。
それがこの作品の稀なところだと思います。キャラクターに愛着が湧いてしまうからこそ
続きがもっと気になるのも、この作品の不思議な魅力ではないでしょうか。

個人的に、澪と小松原さまは、自分よりも周りの人を大切にするところが切なく不器用で、
そこがなんとも二人が似ていていじらしいなぁと感じていたので、これからの
展開が気になって仕方ありません。
願わくば・・・・・、ただし、単なるシンデレラストーリーにはなりそうもないのが
不安と期待でいっぱいです。

しかし、時代考証や当時の風俗を綿密に情感豊かに描き、人々の暮らしを生き生きと描き出す
作者なら、きっと読者があっと驚くような、そして爽やかなラストを見せてくれるだろうと、
これからも楽しみに続きを待とうと思います。
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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 泣きっぱなしでした, 2011/8/14
By 
レビュー対象商品: 心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) (文庫)
今まで新刊を待っていたこともあって、購買後1日で読破。
結論、泣かされました。
今刊では急展開、人生の岐路に迷う一人の女性、
それはかつての自分だったかもしれない、
否、今だって、
これからもきっと悩み立ち止まるであろう、と重ねつつ読み通しました。
ひと一人。
自分の思う様に生きて行くのは実は我を通せば簡単なことかもしれない、
しかし、やはり自分一人で生きている訳ではなく、
周りの人々の思いをないがしろにして生きるほど、薄情ではない。
澪に幸せになってもらいたい思いは、芳さんや種市にも負けない思いで応援してはいるのですが、
澪の選択にきっと納得するであろう自分が居て、
読み終えました(結論は次刊まで待て、ということですね)。
でも、今刊のあとがきに、
著者が予め物語の流れを組み立てた上で、シリーズを重ねている、という事を知り、
いわゆる「どこへ転がるのかわからない展開」で物語が書き下ろされているのではなく、
著者の方向は決まっている、ということにある意味、
安堵し、“覚悟”してこれからも読ませていただきます。
しょせん町娘が云々、時代背景が云々、身分の差が云々、なんて今更言いません。
読者に与えられたエンターテインメントなんですから、読む事を決めたのは、自分です。
野暮は言いっこなし、しっかり最後までつきあわせていただきます。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 運命の選択を迫られる澪の悩み , 2011/8/11
By 
樽井 (兵庫) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) (文庫)
 みをつくし料理帖シリーズの最新刊です。
 前巻では、吉原に店を出さないかと持ちかけられ旭太夫のこともあって心が揺れる澪でしたが、今巻ではさらにそれ以上の運命の激動と選択を彼女は迫られます。幼馴染の太夫を身請けするために店を出すのか、はたまた別の店を開くのか、そしてもう一つ心にそっとひめていた小松原様こと小野寺様との関係にも大きな変転が訪れます。
 ネタバレになるのでこれ以上詳しくは書けませんが、澪にはこれでもかこれでもかと迷いに迷う選択と悩みが生まれます。種市やお芳・おりょうら皆が自分のことを気にかけてくれるが故に迷う、自分の本心が一番何を求めているかわからなくて迷う、何が一番最善の選択か考え迷う、迷いに迷って悩みに悩みぬく澪の下した判断は?? 
 前巻はわりあいと澪にとっては都合のよい展開が多かったですが、今回は澪にかなり厳しいお話が続きます。料理人として失格と断じられることもあれば、何もわかってないと切り捨てられることもあります。彼女自身の料理人としての気構えや将来についても考えざるを得ない事柄が次々と起こり、まわりとの関係や自分の未来について深く深く澪は迷い悩みます。悩みが深ければ深いほど、苦しみが大きければ大きいほど得られる幸せも大きいものであって欲しいです。
 急展開を告げた物語、次巻が楽しみなようでもあり怖いようでもあります。
 
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