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心を生みだす遺伝子 (岩波現代文庫)
 
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心を生みだす遺伝子 (岩波現代文庫) [文庫]

ゲアリー・マーカス , 大隅 典子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「ゲノム=青写真」という比喩は誤解を招く。遺伝子はむしろレシピのようなもの。コンピュータプログラムでいうIFとTHENの両方がある。それが環境と手を取り合って働くから、人は生涯にわたって経験から学ぶことができるのだ。遺伝子が実際に何をしているかを見ることで、「生まれと育ち」の真の関係が明らかになる。

内容(「BOOK」データベースより)

「ゲノム=青写真」という比喩は誤解を招く。遺伝子はむしろレシピのようなもの。コンピュータプログラムでいうIFとTHENの両方がある。それが環境と手を取り合って働くから、人は生涯にわたって経験から学ぶことができるのだ。遺伝子が実際に何をしているかを見ることで、「生まれと育ち」の真の関係が明らかになる。

登録情報

  • 文庫: 350ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4006002343
  • ISBN-13: 978-4006002343
  • 発売日: 2010/2/17
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.9 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
脳と心の問題、遺伝と心の問題はいろいろ扱われているが、遺伝子と脳と心の問題を組み合わせて扱ったのは、私の知る限り初めてでないかと思います。それぞれの説明もよくできていて今回初めて理解できたことも多数ありました。
特に個々の遺伝子の自律エージェント説で、「IF-THEN規則」に基づき、IF部が満たされたら、THEN部が稼動し始め、これらがカスケードにつながっていくので、組み合わせにより、少ない遺伝子で多くの表現系を実現しうるのだということがよくわかりました。
よい本だと思います。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
生まれと育ちの対立を自然科学の知見でうまく昇華した内容です。
ゲノムが完全に解明されても、それで運命が決まるわけでもなく、
また育ちをどれだけ重視してもゲノムの影響からは逃れられない、
ということを見事に説明しています。
この問題に対する良書としては、マット・リドレーの「やわらかな遺伝子」がありますが、
それよりも体系的に展開していると思います。

遺伝学、脳科学、進化理論をある程度知っておかないとわかりにくいとは思いますが、
人間科学の正しい知識を学習する重要な書籍としてお薦めできるものです。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 「この遺伝子をノックアウト(つぶすこと)すれば言葉が話せなくなる」「肥満に関係する遺伝子がある」。こうした発言は、1遺伝子1機能説とでも言えるだろうが、こういった考え方はよほどの素人でもない限り、今では高校の生物でも教わることである。ましてや心や行動を生み出すシステムが数個の遺伝子に一対一対応するはずはないし、すべて多因子的な要素によるものであろう。
 しかしながらメディアを見ると、冒頭のような書き方をした記事・テレビなどが非常に多い。こうした誤解を招く表現についての問題点や、それに対する正しい知識をこの本は与えてくれる。したがって内容はたった一つの行動や側面についても、いかに多くの遺伝子群が働き、転写調節されているかということに費やされている。間違っても心に関する遺伝子はこれこれである、という内容を期待してはいけない。それは筆者の趣旨に反することであるし、明らかな間違いである。
 また、本書の特徴的な点は、人の性格や行動は遺伝子で決まる、というようながちがちの遺伝子論ではなく、環境・生まれとの協調によっても遺伝子発現は変わり、その後の発達も変わるのだ、という両側的な立場をとっている点にある。これは当然の事実なのであるが、氏か生まれか、といった単純で拙い議論が未だに学会で(それも専門の!)なされている今、多くの人に読んで理解してもらいたい内容になっている。
 遺伝子の名称が多く出てくるので、生物学的なバックグラウンドがないと少し退屈してしまうかもしれないが、それでも十分読みこなすことができる内容となっているのでお勧めである。
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