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心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる (ブルーバックス)
 
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心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる (ブルーバックス) [新書]

ロジャー・ペンローズ , 中村 和幸
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   物心二元論からの脱却、ギリシャ自然哲学の巨人アリストテレスの分類から発展してきた学問に対する懐疑は、20世紀においては、ホワイトヘッドの有機体の哲学、シュレディンガーの生命論に見られる。ただ、彼らの後半生あるいは晩年の思想と活動は、必ずしも理解されていなかった。数理物理学者ペンローズも彼らと共通するのか?

   本書の原題は、『The Large, the Small and the Human Mind』。「時間/空間」に関して「Large/Small」であり、「小」はプランク長とプランク時間、「大」は宇宙である。ペンローズは今我々が手にしている量子力学が「重要な何かを欠いている」としながら、修正された真の量子力学を用いれば、心の問題を解明できるのではないかとする。つまり物質の振る舞いを記述する量子力学が心をも記述できるはずだ、と。この思想は、自称恥知らずな還元主義者ホーキングら高名な学者からの疑問・批判にさらされているが、ペンローズが正しいとも思われている。

   彼は純粋に論理的思考で構築された数学が、現実世界の物理を驚くべき正確さで予見できることに偶然ではない深淵があるという。たとえば、アインシュタインの一般相対論は観測結果を驚くべき精度で予測できるが、特殊相対論とは違い、観測事実の要請があって生まれたのではない。純粋に思弁的に導出された理論なのである。

   また、彼自身が描いたと思われる豊富なイラストによって、ディラック方程式も愉快に描かれる。ポリオノミ・タイリング、マイクロチューブ、あり得ない三角形などは彼一流の思考がほとばしり出る表現である。

   脳の解明が急速に進んでいる昨今の状況をみても、このペンローズの大胆な試みは21世紀における脳の問題、心の問題を科学的に定式化するものになるかもしれない。(澤田哲生) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

天才ペンローズの考え方が浮き彫りになるスティーヴン・ホーキングらとの論争。

心はいかにして生まれるか──人間にとって最大にして最後の謎をめぐって現代科学界最高の知性が集う

人の心が脳という物質から生まれるのなら、物理学で解明できるはずではないか!
「宇宙・量子・人間の心」の謎を一挙に解く量子重力理論の完成をめざして天才ペンローズが果敢に挑戦。A.シモニー、N.カーライト、S.ホーキングが批判を加え、それにペンローズが回答する。

内容(「BOOK」データベースより)

驚くべき魂の物理。現代科学は人間の心にどこまで迫れるか。宇宙・量子・人間の心の謎を一挙に解く量子重力理論はいかにして完成するか?EPRパラドックス、ポリオミノ・タイリング、マイクロチューブルなどの興味深い問題を手がかりとして、天才ペンローズの考え方をわかりやすく解説する。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

宇宙・量子・人間の心の謎を一挙に解く量子重力理論はいかにして完成するか。宇宙という大スケールの世界、量子という小スケールの世界、人間の心という不可知の世界。この三つの世界を融合する21世紀の物理学の行方を探る。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者紹介

【ロジャー・ペンローズ】
1931年イギリス生まれ。英国王立協会会員。現在、オックスフォード大学ラウズ・ボール記念講座教授。1994年ナイトに叙せられた。宇宙論におけるペンローズの定理やツイスター時空などの華々しい業績をあげてきて、数理物理学の分野で世界のリーダー的存在である。特にブラックホール、量子重力、ペンローズ・タイリングなどで一般に知られているが、最近では「心の科学」に取り組み、コンピュータに対する人間の特性を解き明かした『皇帝の新しい心』(みすず書房)などの著書がある。
【中村和幸】
東京工業大学卒業。翻訳家。著書に『数学にどんどん強くなる』(講談社ブルーバックス)、訳書に『20世紀を動かした五つの大定理』『複雑系による科学革命』(講談社)『ベースボールの物理学』(紀伊國屋書店)などがある。

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