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心はあなたのもとに
 
 

心はあなたのもとに [単行本]

村上 龍
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

香奈子が死んだ──。男女の間に交わされたメールの文面から紐解かれる、至上の愛の軌跡。著者が全身全霊でとりくんだ恋愛小説!

内容(「BOOK」データベースより)

どんなに愛していても、ずっと一緒にいることはできない。だから、心は…投資組合を経営する「わたし」が出逢った、風俗嬢サクラ。彼女とのメール交換から、すべてが始まった―。

登録情報

  • 単行本: 488ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/4/13)
  • ISBN-10: 4163300007
  • ISBN-13: 978-4163300009
  • 発売日: 2011/4/13
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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31 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 穂垂
私は「香奈子」や「ミサキ」のように風俗で働いているわけでも、色気のある危うさもないし、「アベマチコ」のように何もかもが完璧でもない。

でも、どうして女という生き物は、「この男の心の中に居たい」と強く思う時の、情けなさや変な意地や甘えやプライドや弱さという点で、不思議なくらいに共感してしまうんだろう。
どうして他人事のように読み進めていっているつもりが、随所で鏡を見ているような錯覚にとらわれるのだろう。
私にはそんな錯覚が何度もあった。

正直、読み進める中で、主人公である投資家の男性が嫌でたまらないことの方が多かった。
彼にとって大事なものって結局なんなの??なんて答えが出るはずもないことを何度も考えてしまった。

一番なんて誰にも決められない。
どんなに大切に思っていても、本当にそれが一番かと聞かれると、本当にそうなのだろうか?と自らでも疑ってしまうものなのだ。
それが複雑な社会の中に生きている“人”という生き物なのだ。
どれほど大切にしたくても、何かを捨ててまで大切にすることは時に不可能だったりもする。
でも、それで良いのだ。

一緒にいたくてもいられないことの方がはるかに多い。
たとえ物理的にはそうであっても、せめて心は距離を超えて何よりも近くに寄り添いたい。
そんな素直な、誰にでも生じ得る気持ちが「香奈子」のメールの文末に何度も綴られる言葉に表れていた。

日を改めて、もう一度読み直したいと思う。
もう隣には寄り添えないけれど、幸せになってほしいと願っている人を想いながら。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By om
投資業経営者と難病を抱える風俗嬢の恋。出会った時、男は充実した仕事と家庭を持ち金銭的にも恵まれ、女は希望のない人生だった。2年強の二人の付き合いの、メールや逢瀬でのやり取りが綴られ、その間の主人公の思考や心の揺れが細やかに描かれる。困難な人生に差した一筋の光の中で喜び苦しむ女性の心情の揺れが、メールや言動の行間から見え隠れする様が驚く程リアル。それに対する主人公の様々な感情の交錯と行き来も実体験かと思わせる。主人公の考え方や経験に村上氏自身が投影されているからこそ与えられる力だろう。生きていくために希望は大事だろうが、希望が生きるのを辛くすることもある。それでも心のスイッチを切らず、希望を持って生きることに意味があると思いたい。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みやさま トップ1000レビュアー
 「丁寧になれる何かをつかんでいる人は具体的に努力できる,その何かと出会えれば,目標がどんなに遠くても,近づくように少しずつ努力できる」
 「人生には目標が必要で,自立すること,一人でも生きられるようになることが,結果的に大切な人を救う」
 という価値観は,村上龍の過去の作品でも何度か触れられ,その価値観にブレはありません。
 しかし,大切に思う人が1型糖尿病患者(自己免疫性疾患。患者はインスリンを常に携帯し、毎日自分で注射しなくてはならない。糖尿病性昏睡等,さまざまな合併症を引き起こし、最悪の場合死に至ることがある)だったら。
 この価値観は普遍的なのだろうか,健康な人間のエゴではないのか,本当に相手のことを思い,理解していたのか。
 何が正しく何が間違っているのか,その答えはありません。

 「自分にとってどんなに大切な人でも,非常に重要でしかも自分が関与できないその人固有の現実があり,その人が大切であればあるほど,自分はその現実を受け入れなければならないという理解が,他人という概念を育てる。」
 そして,他人という概念があって初めて人は,人に優しくできる。
 
 本作品を読み終えた後,本のカバー写真に写る公園のベンチを見るとぐっときます。良い写真です。
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誰が読むか、誰を読むか
もしあなたの周りに1型糖尿病患者がいるのなら、この物語はどストライクです。生涯忘れられない作品となるでしょう。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: Mスタ
1型です
評価に0点がないことが悔やまれる、不愉快極まりない、史上最低の駄作。
小説の内容もさることながら、「あとがき」には、嫌悪感しか感じない。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 古ダヌキ
余韻が残りました
香奈子と同じ1型糖尿病を30年以上患っている者です。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ゆり
少し物足りない。
初めて作者の本を読みましたが、素直におもしろかった。
せつなさの表現は秀逸。香奈子の後ろ暗さにも共感したが、... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 川村
も少しほすぃ
50歳の裕福な投資家の男と、30歳くらいの一型糖尿病という持病を
もった風俗嬢の恋愛小説。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ルネ
村上龍のセンチメンタリズム
歌うクジラ、そして心はあなたのもとに、続けて読みました。全体としてはよくまとまっており、かっての村上龍のような豪放さがなくなっている様な気もします。でもとにかく生... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 駄作あきら
ハルのラスト
この小説を読んだとき、全く不快感がしなかった。村上龍という作家は、トピックスばかり追い求めていると... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: excal
龍さん?龍さん?なんだか寂しいよ。。
龍さん。どうしたの?かな、なんだか心配になっちゃったなー。僕みたいなバカ者が、龍さんの様な偉大な(全ての発表された作品を読んでいます)小説家を心配してみても、評価... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: sinshy
1型糖尿病患者です
私は長年、村上龍さんのファンですが、この小説は、正直、不快以外のなにものでもありませんでした。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: n.sato
薄いスープ(水っぽいスープという意味ではない)
... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: カーマイン
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