数あるモデルさんの中でももえちゃんにしかない、モデルとしての表現力、そして読書や新書執筆で培った文章力という特性を見事に活かし、出し切った一冊だと思います。
まず、言葉一つひとつが圧倒的なまでにポジティブです。
帯にもある、「これまでの私の人生の、うまくいかなかったこと全部に『ありがとう』を言おう」(なんてポジティブなんだ…)といった、とんでもなく前向きで向上心溢れる言葉で溢れていて、ネガティブに傾きがちな自分を強く優しく励ましてくれました。
また、写真と言葉が完璧にマッチングしていて、それぞれの言葉のイメージをモデル・押切もえが体を張って自由に表現している感じがとても良かった。
キメ顔だけじゃなく、ナチュラルメイクでのほんわかした表情や、力いっぱい体を動かした何カットものポーズや、そして何よりくしゃっと崩した全力笑顔でのラストショットと言葉が圧巻です。
他にも、「肌は『ありがとう』で変わる」という言葉などにあるように、「お肌は○○の化粧品で、パックして、云々…」といった方法論は一切語らず、内面で美しさを保とうとする姿勢もとても好感が持てます。
鏡で肌を見ながらケアする時、ああ乾燥してるな、早くクリーム塗ろう、とかそんなことばかり考えてましたが、まずは「今日一日ありがとう」という気持ちを持つような、心に余裕のある女性になりたいなと思いました。
AneCanモデル鈴木サチちゃん、高垣麗子ちゃん、蛯原友里ちゃんなどが次々結婚していく中で、AneCanトップモデルとして看板を背負い、ボランティアやニュース番組等、そこらのモデルさんとは一線を画した活躍を遂げているもえちゃんだからこそ、こういった前向きで力強い言葉が響く気がします。
思考が沈んでしまいそうな時に何度も読み返したい、心の栄養になる本でした。