哲学的な題名に遠慮していたのだが、内容は初歩的なカウンセリングの技法であり、コンパクトにまとめられているので読み易い。いわゆる一昔前の心理学の本に「傾聴」という言葉がよく使われていたが、最近では「アクティブ・リスニング」と表現している本や、指導者が増えてきたように思う。技法習得の方法・応用そのものは、以前と変わらないのだが、横文字で言うと新鮮に聞こえる。
カウンセラーへの訓練の第1歩は、「聴く」ことの難しさを体感し、「どのような姿勢で聴くのがベストか」を把握する訓練を繰り返すことにある。それが何のためか、どのような効果をもたらすのか、その具体的な技術習得に向けての初心者用解説書である。このお値段でお得感高し。