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心の仕組み~人間関係にどう関わるか〈下〉 (NHKブックス)
 
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心の仕組み~人間関係にどう関わるか〈下〉 (NHKブックス) [単行本(ソフトカバー)]

スティーブン・ピンカー , 山下 篤子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ女より男のほうが複数のパートナーを求める欲求が大きいのか。なぜオスが競い、メスが選ぶのか。遺伝子を繁殖させるための子に対する投資に違いがある、という考えがその謎を解く。男女や夫婦、親子、友人、ライバルなど人間関係における競争と協力の生得的動機を、血縁淘汰や親の投資、互恵的利他行動など進化心理学から見事に説明する。さらに芸術や哲学、宗教など人間らしい欲求の心理について進化的に考える。

内容(「MARC」データベースより)

認知科学界のポップスターといわれる著者が、心の仕組みの複雑な秘密に迫る。なぜオスが競い、メスが選ぶのか。男女や夫婦、親子、友人など人間関係における競争と協力の生得的動機を、進化心理学から説明する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 218ページ
  • 出版社: NHK出版 (2003/7/26)
  • ISBN-10: 4140019727
  • ISBN-13: 978-4140019726
  • 発売日: 2003/7/26
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
原作出版から6年,ようやく翻訳されました.著者はMITの言語学者でかつ進化心理学創設期から深くかかわってきた人物.前著”Language Instinct”で一躍有名になり,この本も欧米のアカデミズムで大変に話題になった本である.

上巻ではまずヒトの心が非常に精妙に作られていること,そしてそれは計算機械として考えられるべきでそのデザインは進化的に考えるべきだという大まかな話を提示する.この1章の最後の部分は進化心理学へのよくある誤解への回答の要を得たまとめになっている.興味のある方には彼の最近著「Blank Slate」を推薦したい.

2章は認知科学の立場から心がニューラルネットワークによる計算機械であり,さらに単純な並列モデルではなく構造を持つものであることを説明する.ここは少し専門的でやや読み進めにくいが是非がんばって読み進めて欲しい.3章でその構造が進化によるデザインで説明すべきであるとする.(ここがこの上巻の白眉)いずれも非常に説得的にかつユーモアとウィットにあふれる叙述である.6年前の感動ふたたびである.

訳はベテランの訳者で平易な日本語になっており,また内容も正確(若手進化心理学者平石先生が協力されているらしい).しかし(原作が広い学問分野にわたるため)やはり一部専門用語がこなれていない.また一番残念なのは原作における吹き出さずにいられないユーモアが硬く!訳されて活きがないこと(第3章のタイトルは原作では”Revenge of the Nerds”(オタクの逆襲)なのになんで「脳の進化」なの?それを言うなら本のサブタイトル「人間関係にどうかかわるか」自体ミスリーディング)まあ訳されただけでもよしとすべきで,ないものねだりということでしょうか.

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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
原作出版から6年,ようやく翻訳されました.

下巻は人間関係と芸術宗教その他について.人間関係に触れる第7章はオーソドックスな進化心理学の案内書.1990年代から急速に興隆した進化心理学の要を得た解説になっており,ピンカー流にユーモアたっぷりに裁いていきます.フェミニズムからの進化心理学への批判が的外れであることを解説しているところはすっきりしていて是非フェミニズム学派のヒトにも読んで欲しい.
最終章は芸術,宗教について.ピンカーは十分熟慮の上でのby-product説を主張しています.私としてはMillerのMating Mindの性淘汰説の方にひかれます.そして最後に自由意思と責任,意識の問題が謎なのはヒトの心は進化適応の産物なのでそのような謎をとくための認知機構がないためだとする逆転の説明.最近著でデネットに批判されているところですが今読んでみるとこれはこれで結構説得的です.

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
心理学の世界では、フロイトの精神分析、スキナーの行動科学を経て認知科学まできて行き詰っています。
認知科学は、1980年代に認知革命が起きましたが、
(ハワード・ガードナー「認知革命」を参照)
なぜ人はその認知機能を持つのか、どのような構造で認知するのか、
ということは認知科学でも解明できませんでした。

そこでピンカーが登場します。
ピンカーは進化心理学者として認知科学と進化理論を統合し、
人の心がなぜ今のようになったのか、の解明に挑戦しています。

相変わらずのユーモアを交えた文章でわかりやすくかつ深く解説しています。

また、この世界に入り込むと進化理論・遺伝学・脳科学をある程度知っておかないと理解しにくいところがあります。
以下の書籍をお薦めします。
リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」など(進化理論)
マット・リドレー「やわらかな遺伝子」など(遺伝学)
アントニオ・ダマシオ「感じる脳」など(脳科学)
ジョセフ・ルドゥー「シナプスが人格をつくる」など(脳科学)
ダニエル・デネット「自由は進化する」など(科学哲学)

上中下巻セットです。
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