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しかし、本書は長くアメリカでセクソロジーを学び、自らもトランスジェンダーである著者が、多くの当事者にインタビューを行い、より広い視野から、性同一性障害およびジェンダーの問題を問い直している。
いくつか引用しよう。
P96
>「心“に”性別があるのではなく、心”が“性別を生み出す」
P96
>“心と体のズレ”を直すというだけでは不十分である。
>重要なのは、自分自身をどうやったら受け入れるようことができるようになるのかということである。
P101
>自分を受け入れることができるように、そして社会にそれが受入れられていくにはどうしたらいいかを考えていかなくてはならない。
ジェンダー・アイデンティティの再構築を通じての自己の受け入れをと述べる、本書は、日本の性同一性障害に関する言説に一石を投じる、必須のテキストとなるであろう。
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