情報量が非常に多く、読むのに骨が折れました。
特に、認知科学の歴史が書かれた第2部が
てんこ盛りでした。第3部は比較的読みやすかったです。
この本は「よく分かる○○入門」という類の本では無く、
認知科学のプロを目指す人が押さえておくべき情報を
手加減無しで網羅した本、という印象を受けました。
(しかし、著者によると、「取り上げることの
できなかった成果の方がはるかに多い」との事。。。)
心と脳の研究に計算機科学(情報工学?)が
どのように関わってきたのかが分かり、
面白かったです。また、著者によると、
「心のはたらきについて専門家が使ってきた用語の
意味は、実はかなりあいまい」「心のはたらきを
表現してきた用語の体系を再構成する日が来るかも
しれない」との事で、心と脳の研究は、まだまだ
発展途上なんだなあ、と思いました。