実践的な良書だ。呼吸法が難しいのは、ヨガや座禅のような「体の型」がなく、「体の感覚」でつかまなければならないからだ。
その感覚が、まるで個人トレーナーについたようにことこまかく、しかも簡単に体得できた。
呼吸は「かすかに」「いい言葉を思いながら」だけでいいと絞ってから展開しているからだろう。
また、著者はテレビで時々見かけるが、気さくな人柄のようだ。だから説明がうまいのかもしれない。
呼吸の医学的根拠や、山岡鉄舟など呼吸の達人が「気」をためるとどんなすごいことになるかなどの面白エピソードも豊富。
達人にならなくてもいいが、実践すれば怒りやストレスが本当に体から出ていく点でおすすめしたい。