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徹底検証 日本の三大銀行
 
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徹底検証 日本の三大銀行 [単行本]

奥村 宏
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

奥村 宏
1930年生まれ。岡山大学法文学部卒業。産経新聞記者を経て、日本証券経済研究所主任研究員、龍谷大学・中央大学教授を歴任。会社学研究家。商学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 249ページ
  • 出版社: 七つ森書館 (2009/10)
  • ISBN-10: 4822809994
  • ISBN-13: 978-4822809997
  • 発売日: 2009/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
「日本の三大銀行」すなわち三菱UFJ、みずほ、三井住友の三大金融グループの、今日に至る(主に合併の)流れについて、財閥の歴史や特徴を交えながら綴られている。私はここに出てくる「三大銀行」の一つに勤める者だが、「そういえばこんな経緯で合併したなあ」「そんな経済事件もあったなあ」と、少し懐かしく読める部分もあった。著者の言う「プリンシプルなき合併」は説得力があり、バブル崩壊した当時は「ウチの銀行は他と合併しないでいいのか?」などと、根拠のない不安を抱きながら仕事をしていた記憶がある。そして今、資産規模だけ巨大になったものの、当時と比べて新しいビジネスモデルや顧客を引き付ける提案ができているかといえば、甚だ疑問である。一方、組織が肥大化したことで、どこにどのような部署があるのか、いまだに理解できていない状態である。また旧行意識も根強く、一つの銀行と呼ぶにはまだまだ相当の時間を要するだろう。著者は本書で明確な結論を提示していない。「グッドバンク」とは何か、日々追求していくことになるだろう。
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By 正義の味方 トップ500レビュアー
形式:単行本
集約が進んだ3大メガバンクを中心に統合の歴史と概観と銀行のあるべき姿という主題は面白い。しかし徹底検証と言うには紙面が少なく、正直言って物足りない。世界古今東西の銀行は合併の歴史であり、大きくするには合併しかない。私が新卒の頃の都市銀行は、(1)旧財閥系:三井、三菱、住友、富士、第一、大和、(2)旧特殊系:日本勧業、北海道拓殖、東京、旧地銀その他:三和、東海、協和、神戸、太陽、埼玉の15行があった。加えて興銀、日長銀、日債銀の3長銀があった。私はある都銀生活で3回もの合併を経験した。本書では各銀行の統合経緯や解説をするが、メガバンク1行の話で本書1冊分は必要と思える。昔の合併は規模の拡大を目指すもので、統合後の資金量順位を競ったが、その後は破綻や救済合併が主になり、後ろ向き或いは乗り遅れぬよう衝動的な合併となる。弱者連合だが互いに弱みを見せずに張り合う例、勝ち組が負け組を救済し更に業容伸長を目指す例、基本的にこの2パターンだろう。合併は「対等の精神で」となる。しかしこれは頭取同士の単なる申し合わせ文句であり、対等を実直に遂行する合併はない。合併は常に人事とコンピューター選定の戦いであり、旧行意識は絶対になくならない。ポストの数争いだ。たすき掛け人事は徐々に崩れる。コンピューターをどちらにするかで全てが変わり、納入取引先メーカーを鑑みると絶対に譲れない。優位に立とうとし摩擦は激しくなる。文化もカラーも日本語も違う。銀行の合併は頻度が高いから、ストレスは相当に強いものだ。しかもメガバンクには中小銀行の吸収もあるから、その劣勢職員達は人生が変わってしまう。しかしこれが都銀の合併というものだった。
本書では結論として「大きい銀行が良い銀行ではなかった。大きい銀行は小さくすべき」とする。著者が銀行の理想を述べるは貴重だが、著者の帰結は「三大銀行は解体せよ」だ。「バングラデシュのグラミン銀行のような貧民支援目的が理想の銀行」と言う。「毎日の生活に困る人に銀行はカネを貸せ」」と言う。  金融機関には規模と業態の違いがあり、対象顧客レベルは同じではない。民間・公的金融の役割の違いもある。メガバンクを解体し、機能別に、地域別にしろ、銀行員自身が考えて作り出せという最終章には思わず困ってしまった。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
繰り返し述べられているワードは「大きい銀行から良い銀行へ」。これがテーマだろう。銀行は規模の経済がワークしにくい産業であり、資産残高が大きいことがいいとは全く限らないと著者は述べている。

内容としては、三大メガバンクの歴史や特徴が半分を占めている。タイトルからして大部分を占めてもいい気がするのだが、本書では野村證券、りそな銀行、地銀についてや、サブプライム問題(個人的には誰もが知っている程度の内容なので省けばよかったと思われる)についての記述もある。やはり財閥の影響力は大きいと強く感じる内容であった。

星3つとした根拠だが、
・UFJ、みずほに比べて三井住友の内容が薄く感じられたこと
・テーマは分かったが、「良い銀行」にするための処置が現実的でないと思ったこと
等が挙げられる。

各メガバンクの相違点や歴史を総括して学ぶにはいい本だと思います。
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