読後まずは、相当賛否の分かれる本であると感じました。
ライドアの起こした事件は、著者の拝金主義が原因であると世間では認識されていると思います。
しかしながら、これを読めば、著者自身には著者自身の意見があり、その意見は一般の報道で今まで窺い知ることができなかったことがよくわかります。
かといって、著者も書籍の中で述べているとおり、この本はあくまでも著者の立場からの意見であり、一般の我々にとっては何が真相なのか余計に混乱させられてしまう本です。
ただし、著者のこの本の中で最も主張している、「経営者としての責任は負うが、刑事責任は負いかねる」という意見には説得力を感じました。
個人的には学ぶところが多く、為になりましたが、読む人によって受ける印象が異なると思うので、星4つといたします。
ただ、本書からはマスコミの報道からは感じられなかった著者の純粋さが伝わってきました。
語り口調は非常に口語的であり、一息に読めてしまいます。
本書の狙いと思われますが、著者が感情的に綴ったような感があり、人によっては不快感を抱くかもしれません。
おそらく著者は多くの人に自分の気持ちと真相を伝えたかったのではと感じました。
そのことは、ページ数の割には一般的に安価であることからもわかります。
事件について興味のある方はご一読ください。
事件前から著者のファンである方向けの書籍であると思います。
逆に、著者に対し事件前から嫌悪感を抱いている方にはお勧めできません。