ファーストリテイリングの柳井会長兼社長が解説を述べていて、その解説は短いながらも、本書の内容と同じ位に見るべきものがある。「リーダーが泥まみれになってやらない限り、下の人間が泥まみれになってやろうなどと思うわけがない」という言葉はトップならではの重い言葉である。
本書は2008年秋のリーマンショック以降の危機的な金融情勢下、12月に執筆されていることもあって、企業の生き残りの為にマネジメントは何をなすべきかに主眼を置いている為、キャッシュフローを最重要視しており、平時にマネジメントがなすべきこととは若干趣が異なる。まさに臨戦態勢下のマネジメントのなすべき事に焦点が絞られていることが特色である。
難局においてリーダーに絶対必要な6つの資質が書かれている中で、「楽観的な現実主義者であること」という記述が最も印象的である。