本書は「徳川慶喜家の食卓」というタイトルですが、著者が書こうとしていた内容は、著者自身や身の回りの食に関するエッセイだったようです。
しかしながら、「徳川慶喜家の食卓」や高松宮妃、歴代将軍の食卓を垣間見ることができ、やはり一般人とは異なる食体験やエピソードを披露してくれています。
そういった中で、徳川慶喜家の第4代当主となる著者自らの生活ぶりや食へのこだわりを語っています。
将軍自らが食べ物に表立った注文を出すことがなく、また食に関する書物も少ないため、関心がないように思われるが、曾孫である著者が食に薀蓄が深く凝り性なのだから、慶喜公もきっと食べ物に関心を持っていただろうとのことです。
著者が悠々自適のライフスタイルを楽しんでいらっしゃることがよくわかります。