田安徳川家十一代当主の立場から幕末維新を振り返る。徳川家といっても有力な大名や公家と姻戚関係にあるので、島津や岩倉の血も入っているせいもあってか、ニュートラルな立場からの記述が多い。
そのせいもあってか書かれていること自体は比較的よく知られたことが多くその意味での発見は少ない。ただ、江戸城引き渡しは新政府側の尾張藩と田安家の間で行われ、田安家から尾張藩主が出ていたので引き渡しが非常にスムーズにいったなど姻戚関係をよく知ったものに書けない話もあって面白い。
電車の中などで気楽に読むのに向いた本でしょうか。