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ただ、いわゆる百合小説というジャンルを好むひとには、あまり受けないのではないかと思います。
なにせ主人公が、狼少女ですから(笑)
もちろん本当の狼少女ではないですが、スレてて、弱くて、攻撃的で、男には暴力を振るわれつつも離れられないそんな少女だからです。
同性愛者の義理の父親、暴力的な彼氏、非常勤の同性愛者の教師。
彼女の周りのすべてのモノが、彼女を苛立たせて、翻弄します。
そんな中から、彼女は自分にとって大切なものを自覚します。
そして、彼女は一度死にます。(比喩)
そして羽化する蝶のように、本当にのびやかに愛する人と結ばれます。
そのあたりのくだりが、本当にいいです。
設定が暗くてドロドロしてるからこそ、後半の心の表現が美しく鮮烈でした。
ぜひ、一度読んでみてください。
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