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このような本があれば確かに微分方程式も無味乾燥どころか活きたツールであることが理解されよう。三十余りの話題は自然現象、社会現象のほか身の回りから採られており、図や写真も多く、興味深く学べる。 原書にはない例題の解も一部だが、載っており初心者に最適である。
とは言っても、基礎的なことは重要であり十分に習得する必要がある。その意味で本書は、章立ては微分方程式のタイプで分け習得しやすく、70に余る図表を駆使し、30分野のテーマに亘るため興味を持続させながら、分かりやすく読みやすくレイアウトされている。もちろん微分方程式の作成とその解析的解法を対にして進められている。
解析的に解けない微分方程式も含めて数値的に解く方法に関しては 河野 光雄 (著), 佐野 健一 (著) 社会現象の計算機実験―MathematicaとExcelを使って(中央大学出版部)と木村 欽一 (著) エクセルで解く線形・非線形方程式の数値計算(丸善)を薦めたい。
本書の上級編として極上の書、佐藤總夫(著)、自然の数理と社会の数理のI,II (日本評論社)を薦めたい。ところで何故か極上の推薦書の§1「贋作事件の発端と経過」で取上げられた“エマオのキリストと弟子たち”の絵は本書の§4.3「美術品の贋作」にも取上げられている。偶然にしてはでき過ぎだが。
ミスプリ
p.97 狭義の凹関数→狭義の凸関数 p.218 現書→原書
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