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復興に命をかける
 
 

復興に命をかける [単行本]

村井 嘉浩
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

未曾有の大災害をもたらした東日本大震災。震災で壊滅的な被害を受けた宮城県では、現在、復興計画が順次進められている。復興は日本人の誰にとっても他人事ではない。
復興の陣頭指揮をとる村井宮城県知事は、こう語る。「大震災からの復興を加速させ、震災前よりもさらに素晴らしい東北を創る。道州制を導入し、フルモデルチェンジを成し遂げた力強い日本を次世代にバトンタッチする。それが日本の将来のために、われわれの世代が今なすべきことである」
批判を恐れず、全体の利益を最優先にして復興に取り組む村井宮城県知事。本書では、復興のすべてが初めて語られる。

内容(「BOOK」データベースより)

被災地宮城県の村井知事が復興にかける思い、取り組みのすべてを語る。

登録情報

  • 単行本: 220ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2012/2/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569802710
  • ISBN-13: 978-4569802718
  • 発売日: 2012/2/23
  • 商品の寸法: 19.8 x 13.8 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By Tom
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3.11東北大震災から一年を前に宮城のリーダーがご自分の主張を本にまとめた。期待していた作品である。正直言って今届いたばかりで、パラパラと見ただけでまだ読んでいない。
ご存知のとおり、村井知事は震災からの復旧・復興についてしっかりとした考えをもち、堂々と発信している政治家である。とかく、松下政経塾出身者は弁舌ばかり達者で、「政治家としての覚悟」のできていない人間が目立つ中、村井知事は違う。覚悟が違う。
知事はこの著書の印税は辞退し、PHP研究所を通じて、社会貢献に役立てるという。
私は、震災から一ヵ月半後、気仙沼の避難所で一週間、支援物資の仕分けなどの手伝いをさせてもらったご縁で、宮城県には親近感を抱き、村井知事のファンでもある。みなさん、ぜひご購入ください。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書を通じて滲み出ているのは、村井知事がぶれない信念を持ち、
県民のために尽力しているお姿です。
宮城県は壊滅的な被害を受けましたが、知事は決してひるまず、
常に前を向いて歩む姿には大いなる感動を覚えます。

村井知事の文章はもちろんのこと、知事に影響を
及ぼした諸先輩方やご家族の言葉にも重みがありました。

ビジネスリーダーや、これから進路を決めようとしている
学生たち、また、子育て中の保護者の皆さんにも
読んでいただきたい一冊です。読み終わった時、
「私たち一人一人に何かできることがあるはず」という思いが
湧いてくると思います。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 昨年3月の大震災、宮城県は海岸線総てを大津波に襲われ、一万人以上の犠牲者を出した。愚生も鑑定作業の依頼を受け、直後から名取・石巻・気仙沼を訪ねたが、想像を絶する惨状に記憶が飛んだ時期がある。
 本著者・村井嘉浩知事は、地震発生十数分後には自衛隊へ救助を要請し、十日足らずで塩釜港を復旧させて燃料輸送航路を確保した。発生後十日間は県庁に泊り込んで被害状況の把握に務め、招集した対策本部会議は全て公開している。被害の割に燃料や食料の運搬が円滑だったのは、村井の大局的判断に負うところが大きい。幹線道復旧の順位付け、医療スタッフの効果的配置、ボランティア受け入れの一元化等々迅速かつ的確な指示に、現場に居た我々も随分助けられたことを思い知らされる。…翻って、当時の首相は震災翌日に福島第一原発へ乗り込み、原子力委員長を恫喝しながら電源車の手配まで口を挟んだ。会議を幾つも立ち上げ、怪しげな学者が参与に名を連ね、にもかかわらず会議議事録は作成されなかった。挙句、偽装的退陣宣言によって延命を図り、国会が2ヶ月以上空転したことは御承知の通り。その間、被災地は本来不要であった「自助努力」を強いられ、補正予算成立を半分諦めた首長が「首相は被災者より原発の方が大事なのだろう」と吐き捨てたことをよく覚えている。
 村井は本著に於いて「復興の遅れは、国の組織や制度上の問題」として当時の内閣を気遣っている。その上で東北復興のあるべき姿を提示し、必要な法整備や地方組織の変革、農林水産業の回復、企業誘致、観光資源の開拓、学術拠点の整備等々忌憚なく綴っている。かつて新聞社系週刊誌は村井に新自由主義のレッテルを貼り「宮城の小泉」と評したが、本著を一読すれば的外れな侮蔑であったことは明白である。
 本著には政策上の判断ミスとして、二次避難奨励の時期尚早、牧草用稲藁のセシウム汚染を挙げている。沿岸部自治体の行政機能回復が見込めない中で二次避難を促すことは間違いではなかろうし、当時の通信事情を考慮すると稲藁の汚染は防ぎようがなかったように感じる。早い段階でミスを認めて修正に臨んだことが、その後の復旧に十分生かされたと評価すべきだろう。

 本著が出版されて間もなく復興交付金の一次配分が決定したが、宮城県分は申請の5割強しか認められず、村井知事は珍しく感情を露わにした。現地では復興庁との折衝や担当政務官の無能が語られているようだが、これ以上被災地を苦しめるような愚策・不作為は御免蒙りたい。復旧は待ったなしの状況であり、ゆくゆくは地方への財源・権限の移譲も、国民ひとりひとりの問題として捉えるべきだろう。
 亡くなった方々や御遺族には改めてお悔やみ申し上げるが、一方で、災害規模を考慮すれば僅少な犠牲に留まったと実感する。(大川小学校のように救われるべき事例もあったが) この点、地元消防団・自衛隊・警察・海上保安庁各位の御尽力、更には学校・病院・施設の皆々様の御献身は述べるまでも無く、避難所で過ごされた被災者方々の忍耐とモラルには、本当に心を打たれた。愚生は被災地の人々と同じ国に生まれ、同じ言葉を話し、同じ困難に立ち向かっていることを、心から誇りに思えた。何故か我々は首相を選び間違えてばかりいるが、賢明で忍耐強い異郷出身知事を選ばれた宮城県民の皆々様に敬意を表したい。
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