70年代のジャスフュージョンシーンを牽引したRTF。その中でも最も人気を博した第2期RTFが何と復活です。すでに先行して2008年のフロリダでのライブ盤がCDでリリースされていますが、このDVDは同年夏にモントルー・ジャズ・フェスに出演した時の映像を中心にしています。メンバーは当然、チック・コリア、アル・ディメオラ、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイトという黄金期の面子です。2009年発売。
内容は第2期の代表作(「第7銀河の讃歌」「ノー・ミステリー」「銀河の輝映」「浪漫の騎士」)から数曲とコリアの新曲、そして各メンバーのソロパートで構成されています。オープニングの「Hymn of the Seventh Galaxy」こそ、何となく手探りの感が強く演奏自体も若干ちぐはぐしている感は否めません。ディメオラは前任者のビル・コナーズのソロをなぞるのは本当は嫌なのでしょうか。しかし、2曲目の「Vulcan World」からはエンジンがかかり、これでもか!といわんばかりのド迫力のパフォーマンスが繰り広げられます。私の浅い経験では、こうしたビッグネームの再結成は正直パワーダウンしてしまうケースが多く、正直に言って失望するケースのほうが多いのですが、RTFに限ってはむしろ熟練のワザが加わりさらにパワーアップした感すらあります。
ボーナストラックとして、7月31日のフロリダライブを収録。CDはフロリダでの収録を中心にしているので映像と合わせて楽しむのも一興かと思います。