本書は、「スポーツゴジラ」の連載に加筆を施し、収録したもの。
取り上げているアスリート達は
高橋大輔(フィギュアスケート)
村田兆治(元プロ野球・投手)
池谷幸雄(体操)
佐藤真海(陸上選手・パラリンピック出場)
浜田剛史(プロボクシング)
中野浩一(自転車競技)
安直樹(プロ車椅子バスケットボール)
青木功(プロゴルフ)
上記のアスリート達が、突然の大けがや大病に見舞われた時に、いかに立ち向かい、ダメージを受けた肉体面とメンタル面を、どのように回復し克服していったかの記録。
また、彼らの家族、医師、トレーナー、コーチetcの周囲の人々が、絶望に陥ったアスリートをどのように支えて協力し、再び栄光を掴むまでの大切なパートナーとなっていったのかも綴られている。
印象に残ったのは、高橋大輔の「ケガもチャンスになるかな」という言葉に対しての、長光コーチの前向きな思考。辛いリハビリ中に高橋大輔が、失踪した件にも触れている。
村田兆治の手術後の復帰1勝目の投球のこだわりも、当時多くの人々を感動させた逸話。
あなたに褒められたくて (集英社文庫)の一章を思い出して、目頭が熱くなった。
8人を取り上げた8章それぞれに、人が絶望の深淵から這い上がるヒントがあり、本人、コーチ、医師達の言葉・行動から読み取れる、復活のパワーとなる鍵が紹介されていると思う。