内容紹介
二〇〇八年秋の米国発金融危機を発端とした世界同時不況をきっかけに、さまざまな社会問題が露呈し、国内外でようやく本腰を入れて向き合おうとする風潮が芽生えたような感があるが、本書は、世界に先駆けてどん底に突き落とされたアルゼンチン人たちが、過去を反省し、現実をしっかりと見据えて、どのように自分自身や周囲の人々との関係、家庭や社会を立て直していくかを話し合った実録だ。
夫婦のあり方、不貞と離婚、孤独、人生の危機、依存症、家庭内・外の暴力、過剰なダイエットやアンチエイジング・ブーム、麻薬、政治腐敗とメディアの役割……対話中に取り上げられるテーマはいずれも現代社会に生きる個人や集団が抱える万国共通の問題であり、けっして遠く離れた対岸の火事ではない。
最終章でブカイが「個から始まらない仕事は存在しないし、個を尊重することなしに社会全体の問題を考えることもありえない」と述べているが、最初から大上段に構え、「社会を変えよう!地球を救おう!」などと声高にスローガンを叫んだところで何にもならない。まずは自分自身が変わり、次いで身近な人々の変革の手助けをしていく。言うは易くおこなうは難いことではあるが、小さな身の回りの問題から一個一個解決していかなければ、社会は変わりようがない。長期的な視野に立った地道な努力が必要なのだ。
夫婦のあり方、不貞と離婚、孤独、人生の危機、依存症、家庭内・外の暴力、過剰なダイエットやアンチエイジング・ブーム、麻薬、政治腐敗とメディアの役割……対話中に取り上げられるテーマはいずれも現代社会に生きる個人や集団が抱える万国共通の問題であり、けっして遠く離れた対岸の火事ではない。
最終章でブカイが「個から始まらない仕事は存在しないし、個を尊重することなしに社会全体の問題を考えることもありえない」と述べているが、最初から大上段に構え、「社会を変えよう!地球を救おう!」などと声高にスローガンを叫んだところで何にもならない。まずは自分自身が変わり、次いで身近な人々の変革の手助けをしていく。言うは易くおこなうは難いことではあるが、小さな身の回りの問題から一個一個解決していかなければ、社会は変わりようがない。長期的な視野に立った地道な努力が必要なのだ。
内容(「BOOK」データベースより)
現代アルゼンチンを代表する作家であり心理療法家・精神分析家であるブカイとアギニス。2人がさまざまな土地の人々と共に編み上げた、英知とユーモアにあふれる対話集。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブカイ,ホルヘ
1949‐。アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれの医師(精神病理学)、ゲシュタルト・セラピスト、心理療法劇作家。ゲシュタルト療法を基にした独自のセラピーを展開し、講演やセミナーを開催するなど国内外で幅広く活動。その著作はスペイン語圏で大ベストセラーとなり、各国語に翻訳されている
アギニス,マルコス
1935‐。アルゼンチン・コルドバ生まれの作家、神経外科医、精神分析家。国際精神分析学会会員。軍事政権時代、発禁処分となった『逆さの十字架』(’70)でラテンアメリカ初のスペイン・プラネッタ賞を獲得。’83年民政移管後、文化長官を務める。フランス文化芸術功労章・シュヴァリエ賞他、受賞多数。国内外の有力紙に寄稿、各種講演や大学での講義など精力的に活動中
八重樫 克彦
1968年岩手県生まれ。ラテン音楽との出会いをきっかけに、長年、中南米やスペインで暮らし、語学・音楽・文学などを学ぶ。現在は翻訳業に専念
八重樫 由貴子
1967年奈良県生まれ。横浜国立大学教育学部卒。12年間の教員生活を経て、夫・克彦とともに翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1949‐。アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれの医師(精神病理学)、ゲシュタルト・セラピスト、心理療法劇作家。ゲシュタルト療法を基にした独自のセラピーを展開し、講演やセミナーを開催するなど国内外で幅広く活動。その著作はスペイン語圏で大ベストセラーとなり、各国語に翻訳されている
アギニス,マルコス
1935‐。アルゼンチン・コルドバ生まれの作家、神経外科医、精神分析家。国際精神分析学会会員。軍事政権時代、発禁処分となった『逆さの十字架』(’70)でラテンアメリカ初のスペイン・プラネッタ賞を獲得。’83年民政移管後、文化長官を務める。フランス文化芸術功労章・シュヴァリエ賞他、受賞多数。国内外の有力紙に寄稿、各種講演や大学での講義など精力的に活動中
八重樫 克彦
1968年岩手県生まれ。ラテン音楽との出会いをきっかけに、長年、中南米やスペインで暮らし、語学・音楽・文学などを学ぶ。現在は翻訳業に専念
八重樫 由貴子
1967年奈良県生まれ。横浜国立大学教育学部卒。12年間の教員生活を経て、夫・克彦とともに翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)