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徒花図鑑 齋藤芽生作品集
 
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徒花図鑑 齋藤芽生作品集 [単行本]

齋藤芽生
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,780 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

さながら演歌に歌われているような、忘れられた場所、朽ちかけた
物、打ちひしがれた人々……。画家は、それら息を潜め、しかし確
実に存在する物語を、「花」「窓」「花輪」などのフォーマットに
落とし込み、絵にしています。虚構の絵画世界は、しかし、細密に
描かれることで、かつて見たことがあるような気配を纏ってい
ます。

以下は、作家の言葉です。
──『徒花図鑑』は、私が思いつくままに空想を働かせ、それら空
想のものたちがこの世に存在するかのように図像で網羅した、架空
の博物誌です。

本書は、絵画と同時に日々書きためている作者の詩文も収録してい
ます。まだ30代の作者があたかも幼い頃からのいままでの人生の旅
路で拾い集め、再構成した、絵画と言葉を「図鑑」をお楽しみいた
だきたいと思います。

大竹伸朗氏、山下裕二氏が帯推薦、高階秀爾氏、解説執筆。東京芸
術大学油画科初の女性教官による待望の初作品集です。

著者について

齋藤芽生(さいとう・めお)

1973年東京都生まれ。現在、東京芸術大学美術学部油画科常勤講師(女性初)。1996年、東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2001年、同大学院博士課程修了。2010年、「VOCA展2010」にて佳作賞と大原美術館賞を受賞。個展・グループ展多数開催。

登録情報

  • 単行本: 144ページ
  • 出版社: 芸術新聞社 (2011/7/5)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4875863098
  • ISBN-13: 978-4875863090
  • 発売日: 2011/7/5
  • 商品の寸法: 25.8 x 18.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 95,971位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
絵には人に見せびらかす絵と独りこっそり楽しむ絵とが
あると思います。これは後者の絵です。
オリジナルを所持していても自室に掛けて
誰にも見せません。
朝日新聞の歌壇の挿絵シリーズで初めて見て以降
展覧会のカタログを取り寄せるなどしてきました。
一冊の本として世に出たことが嬉しいような
自分だけの画家さんの気分を味わっていたかったような
複雑な気分です。

透明感のある薄暗く静かな色の奥にお話が沈んでいます。
どうとでも解釈のできるような話ではないので
人を選ぶかもしれません。
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
齋藤芽生さんは、東京芸術大学美術学部油画科常勤講師(女性初)という肩書を持つ画家です。今時、「女性初」という閉鎖的ともいえる「職場」があったことに驚きましたが、この作品集には良い意味で驚かされてばかりでした。

ある美術展で齋藤さんの作品と出会い、その風変わりで他に類をみない作風に惹かれました。偶然、彼女の最初の作品集と出会えたのは僥倖で、心おきなく彼女の描きたかった世界に没頭することができました。

あとがきに、作者のコメントがあり、本書の特徴を見事に言い表していましたので引用します。「『徒花図鑑』は、私が思いつくままに空想を働かせ、それら空想のものたちがこの世に存在するかのように図像で網羅した、架空の博物誌です。」とありました。

例えば23ページの「毛玉鶏頭」の筆者の説明では、「毛玉だらけの鶏頭。擦り切れたセーター姿の無精な女の家に咲く。」として表されていました。まさしく見たことのない鶏頭でした。豊かな発想と現代的な感覚、風刺や皮肉のスパイスも強烈で、それを具象化できる力量のある作家です。非凡さはページを繰るごとに感じますし、彼女の作品展を実際に見たいと思わせる魅力が伝わってきました。

本書のテーマです。花(徒花図鑑、徒花園、毒花図鑑)、窓(晒野団地入居案内、晒野団地四畳半詣)、旅(地霊に宿られた花輪、名もなき東京人のための花輪、瑣事鑑、密愛村)。

現代最高の美術評論家であり大原美術館館長の高階秀爾氏の「鮮烈な詩情の世界」は是非お読みください。齋藤さんの作品の特徴を見事に捉えた解説でした。
茨城大学教授の小泉晋弥氏の「齋藤芽生の花・窓・旅の行方」も実に参考になりました。審美眼をもつ批評家の鋭い視線が作品に注がれた瞬間、見えていないものが見えたようです。また帯の推薦が大竹伸朗氏、山下裕二氏ですので、それだけで本書の価値は計れると思います。
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