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徒然草in USA―自滅するアメリカ堕落する日本 (新潮新書)
 
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徒然草in USA―自滅するアメリカ堕落する日本 (新潮新書) [新書]

島田 雅彦
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「私は経済学者でも政治学者でもなく、歴史を多少かじった文学者に過ぎないが、アメリカ帝国の落日を内部から見つめる機会を得たので、ここに徒然なるままに私が考えたことを綴った」―。二〇〇八年七月から〇九年三月まで、世界金融危機に揺れるニューヨークに滞在した、オバマ大統領と同い年の「冷戦の子」世代の作家が見た日米関係最前線。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島田 雅彦
1961(昭和36)年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。小説家。法政大学国際文化学部教授。83年、大学在学中に発表した「優しいサヨクのための嬉遊曲」が芥川賞候補となり、注目を集める。著書に『彼岸先生』(泉鏡花文学賞)、『退廃姉妹』(伊藤整文学賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 191ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/07)
  • ISBN-10: 4106103206
  • ISBN-13: 978-4106103209
  • 発売日: 2009/07
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
著者が序文で書いているように、「日本にいる限り、誰もが幻影のアメリカしか見ない」という観点には共感できる。社会の健全性は日米を比較した場合、マナーの良さや人間的な生活面での社会性は、ここ30年で日米格差は酷くなっている。そうした前提に立ちながらも、サブタイトルが補足する通りに「自滅するアメリカ、堕落する日本」という仮説的な現状分析結果には納得する面もある。
 どこの国でも、旅行だけではその国の人々の生活観は判らない。体感するには、やはり数か月以上アパートを借りて、生活してみる以外には平均的な目線はできない。著者は、延べ2年に渡る滞米経験を20年間隔で経験したことで、アメリカの変化を、歴史として体感できる基盤を作った。評者にも似たインターバルで渡米調査を繰り返している関係で、共感する面が多数ある一方で、社会科学者的な精緻な分析に欠けて、多少の不満もあるが、大筋において文学者の直観力とでも云える感性的認識は的中しているとも云える。
 その一方で、日本文化の柔軟性と孤立性を逆張して世界再生が可能とする見方にも、文学者の、叙事詩的感性の洞察で、引用される岡倉天心ら親米派の脱欧入亜の思想を巧みに取り込んで、モノづくりで輸出でしか経済を維持できない日本の閉塞感を打ち破ろうと試みる提言は興味深い。
 刺激的な1冊である、反米派にも親米派にも読んでもらいたい議論である。
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形式:新書
島田は1961年生まれ。神奈川県川崎市の南武線沿線に育ち、県立川崎高校という、まあ底辺校から東京外大ロシア語科に通ったひねくれ者だ。ソ連のアフガン侵攻があってロシア語の人気が全国で大暴落した年だから、底辺校からでもロシア語科なら東京外大に入れたのかもしれない。島田は共産主義に幻想なんかもっていなかったと言い訳しているが、さすが日共系機関紙記者の息子だ。共産主義の呪縛にしっかりとらわれ続けている(笑

「私は経済学者でも政治学者でもなく、歴史を多少かじった文学者に過ぎない」などと冒頭に書いているが、だからと言って対米経済関係、政治外交関係について事実を全く無視した駄法螺を吹いても免罪されるわけではない。読んでいて、あまりにも日米関係について無知、アメリカという国について無知、にも関わらず、たった9カ月ニューヨークに滞在していただけでアメリカという国の「没落」を予言してしまうのだから、著者の知的レベルの低さと、その低さを自覚せずにご高説を平気で垂れ流す傲慢さに呆れてしまった。島田なる人物が描いた文章を今後私が手に取ることは永遠にないだろう。いや、彼が垂れ流す害毒を中和するために書評は書き続けるかもしれない(笑い

いろいろ駄法螺を書き散らして「人生の恥」を垂れ流す島田だが、その数々をご紹介しよう。

「植民地帝国の座から滑り落ちたイギリスが採用した戦略は、かつての旧植民地(シンガポール、マレーシア、ミャンマー、インド、アフリカ?)に産業革命の輸出を行い、そこに伝統の古典派経済学の輸出を行うことだった。」
ハア?アフリカやミャンマーのどこに産業革命を輸出したんでござんしょ。それに経済学を輸出して市場原理主義を世界に根付かせるのがイギリスの戦略?英国は1980年前後まで衰退の一途をたどり、しかも脱石炭が出来ずに四苦八苦していたイギリス病のお国ですぞ。忘れたんかい、島田くん。

「ロシア新興財閥を陰で操り、ロシア買いを密かに進める陰謀をめぐらした英国」
バーカ。TNK-BPの話でもしてんのかなあ。これ、密かでもなんでもないんですけど。後はシェルが契約したサハリン2くらいしか「ロシア買い」の根拠が見当たりませんが。

「大恐慌の突破口は二つしかない。全体主義と共産主義」
阿呆。先の大恐慌の際も全体主義を採用したのは日独伊、それにスペインあたりか。共産主義はロシアだけ。アメリカも英国もフランスもベルギー、オランダもみなさん全体主義にも共産主義にもなりませんでした。バカも休み休み言え、島田!

「アメリカ人が内省を求めるとき、頼れるのは先住民(インディアン)文化のみだ」
ほー、アメリカ人がテント張ってインディアンダンスを踊るんですかい。見てみたいもんだのう(笑。

「高度な独占資本主義が国家独占資本主義に移行していくという、マルクスが予言した展開を繰り返している」「世界恐慌に突入した現状では、国家が経済に介入しないかぎり、つまりはかつての社会主義的な政策でも採らないかぎり、救われようがない」
バカかおまえは。市場が失敗したとき、政府が出てくるのは共産主義でなくともある話なんだな。島田、お前、9か月もニューヨークにいて、まさか一度もウォールストリートジャーナルやフィナンシャルタイムズ読まなかったの。ありえるなあ。ニューヨークにいても一緒にいたのは日本人と日本語が出来る外人だけだったりして。今、欧米では「出口戦略=いつ政府が市場への過度の介入をやめるか」が討議されているんだよ。

「戦争を絶えず供給し続け、自滅の道を突っ走ってきたアメリカ」
だからアメリカは別に自滅してないって。アフガンで自滅したソ連とアメリカは全然違うんだな、国家としての強靭さが。

「人民元が切り上げられたら中国の購買力は飛躍的に伸びる」
伸びますよ。だったら早く切り上げろよ。それが出来ないのは、中国では人民元が切り上げられたら生き残れないスウェットショップしかないからなんだよ。中国はアメリカの経済奴隷であり、稼いでも稼いでも稼ぎはアメリカの国債を買うという形でアメリカに貢ぎ続け、最後は人民元の切り上げという形で稼ぎの大半がパーになる悲しい運命に中国はあるんだな。

「TATAの低価格車ナノの登場は高度経済成長期の日本で発売されたスバル360を思い出させる」バカだなあ島田。あんたナノの実物見たことあんのか。あれは原付バイクに雨除けのカバーがついている宅配ピザ用バイクをでかくしたみたいな代物なんだよ。クーラーなし。コスト削減のため溶接を排して接着剤を多用したクルマ。スバル360に比したら富士重工が怒るぞ。

「アメリカが没落し、今後、中国が消費大国として成長すれば、アメリカに代わり、中国が日本商品を買う巨大マーケットになる」
あのさー、島田。中国の高度成長はその多くはアメリカの資本が中国に建てた工場で、アメリカ人の指示に従い中国人が奴隷労働して製品を作って、それをアメリカに輸出することで成り立っているんだよ。アメリカが消費を減らし貯蓄を増やせば、アメリカの過剰消費に依存してきた国々はみんな大打撃を受けるんだよ。なかでも中国は悲惨だろうねえ。だって、まだ人口がジャンすか増え続けているから、ちょっとアメリカ向け輸出が止まっただけで物凄い失業者が路上にあふれるのは中国なんだから。不況に陥ったアメリカが内戦に突入すると大胆な「予測」をしちゃう島田君だが、遠心分離の圧力が強く働いて内戦の危機が迫っているのは、むしろ中国の方だと思うがのう。新疆ウイグル自治区を見よ、チベットを見よ。

「親米派の典型が小泉政権で財務を担当した竹中平蔵らである」「(竹中らは)民営化した日本郵政に大量のアメリカ国債を買わせる方向に導いた」
うそつくな、島田。おい、島田。郵政のことかくなら、書く前に日本郵政やゆうちょ銀行のホームページを見て、そこに出ている決算公告くらい目を通せや。これを見ればわかるように(島田、お前、決算資料見て、理解できんのか?ところで(笑)、ゆうちょ銀行も日本郵政も米国債含む外貨建て証券をほとんど保有していない。郵貯が集めた膨大な資金の大半は日本国債など円建て債券で運用されている。こういう基本的事実も押さえずに「竹中らは日本の資金を外国に売り渡した売国奴」みたいに書く人物が、よく大学で教員なんかやっていられるなあ。

「学力の低下は大学で教えていてひしひしと伝わってくる」
島田、君は「どこの大学」で教えているんだい?あまり「大学」って一般名詞使うなよ。ちゃんと「法政大学」と固有名詞使えよ。学力が低下しているのは、君含む君の周りだけなのだから(笑。

「中国だけに負けたくないとか、中国に出し抜かれたくないとか」
あのう、普通の日本人は中国なんか、そもそも相手にしてませんから。どうして一人当たりGDPが日本の10分の1の国が日本のライバルなんでしょう。韓国だって、まだ日本の半分ですよ。日本で「反中感情」が盛り上がるのは、単に「マナー違反」「傲岸不遜」「盗人猛々しさ」という、どこでもだれでも同じことやれば「うざいなあ」と感じる程度の「反中」なんだよね。良い例が2004年のアジアサッカーカップの中国人観客のマナーの悪さだ。
大半の日本人は中国人韓国人のマナーに怒っているのであって、それ以外は何も思っていない。
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形式:新書
著者は1988年6月から89年6月の1年間、NYに暮らした由。それから20年後の2008年7月から09年3月9ヶ月間、再びNYで暮らした由。08年11月4日が大統領選挙日で、Washington D.C.にいた由。そして「経済学者でも政治学者でもなく、歴史をかじった文学者」が、「アメリカ帝国の落日を内部から見つめる機会を得た」ので徒然なるままに自分の考えを綴った由。同著の「酒道入門」と同じく読んで損した。単に徒然なるままであり、漫然と、意味無く、自滅するアメリカ、堕落する日本を、悪い事ばかり指摘し、暗い予測を延々と書き連ねるだけであり、「ウンザリする」とはこのことだ。提言がある訳でもない。読者への指針がある訳でもない。20年前に1年間滞在し、昨年9カ月滞在し、「内部から見つめた」と言えるのだろうか。オバマの経済政策に実効性がなく失業率の悪化が続き、オバマ離れが始まれば、「内政の矛盾から目を逸らすのに戦争が一番有効」と言う。オバマは大義名分を探し戦争に打って出ることも考えられるそうな。任期中に「内戦」が始まる可能性も捨てきれないそうだ。よく覚えておこう。「日本人」は、大阪人が金銭を含む自己の権利を主張できる例外的な個性を持っているそうだ。九州人は大陸的文明の地ならば、大阪人同様どこでも通用するそうだ。「今一度、戦国時代に回帰」、「時の権力者の干渉を退け」と言う。著者は安土桃山、堺を妄想しているようだが、もう何が何だかわからない。最後に「日本病」とは、自嘲的な自己分析時の症状・特徴を指す。常に受動的で能動的に行動しない、自分の意見を発しない、リスクを冒すのを極端に恐れる、他人事にし自分は無関係という態度、他人にどう見られるか気にする、アジア蔑視、欧米に諂い、危機管理能力の低さだと言う。しかし日本人をこうやって自虐的に言っているばかりの著者自体が最も深刻な日本病に罹っている。
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