「カミソリ」と呼ばれた後藤田「官房長官」の逸話が満載です。
また著者の活躍も裏話とともに詳細に書かれています。
後藤田官房長官(私にはどうも後藤田氏=官房長官のイメージが強すぎます)のことだと推測しますが、
塩野七生氏がある政治家と対談し、「なぜ人を手足のように使えるんですか?」と尋ねると、
「手足と思っているから。」と答えられたと書かれています。
その手足の一人、佐々氏が語り部となっていますが、生前「君の書くものはどうもなぁ。」と
後藤田官房長官が言っていたそうです。
確かに少々「うーん、ここ本当か。」と思えるところもあります。
まあ、その辺も佐々氏の真骨頂なのでしょうが。
なお、前書きにあるホレイショ・ホーンブロワー英国海軍艦長は、知っている人には常識でしょうが、
セシル・スコット・フォレスターの書いた架空の人物です。
架空の伝記も出ているから(パーキンソンの法則のパーキンソン氏が書いています)、間違っても仕方ないかなぁ。
でも佐々先生、第一次情報を間違えたらあきまへんで。