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後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡 (文春文庫)
 
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後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡 (文春文庫) (文庫)

by 保阪 正康 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

かつては「タカ派警察官僚」と忌避されながら「政治改革の象徴」として輿望をになった気骨ある政治家の八十年の歩みを追った評伝


内容(「BOOK」データベースより)

「タカ派の元警察官僚」「カミソリ」と畏怖されながら、自衛隊海外派遣に強く反対。また行財政改革のシンボルとして自民・非自民双方から敬意を一身に集めた後藤田正晴。変貌したのは、彼か、政治か。高等文官試験を一度失敗、初の選挙での落選等、挫折から人間の真実を学びとった気骨ある政治家の全貌を描く。

Product Details

  • 文庫: 414 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (1998/01)
  • ISBN-10: 4167494043
  • ISBN-13: 978-4167494049
  • Release Date: 1998/01
  • Product Dimensions: 6 x 4.2 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 4.5 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
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4.0 out of 5 stars 「改革」を成し遂げるための政治家と官僚の条件とは?, 2002/5/6
By A Customer
 小泉内閣がいまだに具現化できずにいる政治と経済の「改革」。やはり、現在の日本においては政治家主導による改革は不可能なのか?
 しかし、かつての自由民主党には改革を断行した政治家たちがいた。その中軸となったのが後藤田 正晴氏である。後藤田氏は内務省出身のキャリアとして、太平洋戦争中にはすでに台湾総督府の重要ポストにあり、戦後は、自衛隊の前身である警察予備隊を組織し、また、わが国の警察機構を刷新し、連合赤軍による「浅間山荘事件」では陣頭指揮をとって緻密な作戦により人質救出に成功した。
 キャリア官僚のトップから政治家に転じてからも、故田中 角栄氏が率いた田中派の参謀役として活躍し、中曽根内閣の官房長官時代には、政党政治家と霞ヶ関の官僚たちをとりまとめ、当時不可能とされた国鉄や電電公社の民営化等に代表される「行財政改革」を断行し、自民・非自民双方から敬意を一身に集めた。

 本書では、後藤田氏の図抜けた判断力や実行力の裏には常に緻密な情報収集と冷徹なまでの分析があり、弛まぬ努力と氏の負けず嫌いの性格と粘りが勝負どころでは結果を出すことにつながった経緯をひも解く一方で、氏の人柄や魅力の源泉となっている明快な人生観や基本的な考え方も紹介されている。現代の改革に求められる人材や考え方のヒントまでも連想される書である。

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2 of 2 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 読書法で知る後藤田正晴のものの見方, 2005/2/25
後藤田正晴の人間性を知ることができる良書です。高校時代の後輩に小説の読み方について語るエピソードがでてきます。◆「小説を読むときも、おれは勉強のつもりで読むんだ。お前もそうするといいぞ。ストーリーを読んでいるときに、俺ならこうする、こうすればよかったのではないか、と絶えず判断しながら読んでゆくんだ」◆つまり後藤田にとって文学作品とは人生のケーススタディの教科書で、文学上の鑑賞などは関係ない、後藤田は感性より論理の人だ。と著者はしめくくっています。◆たしかに高校生という年代で、ストーリーの面白さに溺れないというのはかなり変人ですが、別の言い方をすると「読者」ではなく「作者」の視点で読んでいるとも言えそうです。後藤田正晴という人のものの見方がわかって面白いと感じました。
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1 of 1 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 何かを食い止めた、という偉業, 2006/12/17
By パブロン中毒 - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
私の尊敬する三大日本人の一人、後藤田氏である。
「三大」の野中広務、中坊公平、後藤田正晴、というと、共通するのは「闘う日本人」とか「不屈」とか「妥協しない」ということである。私は、周囲のバカどもに理解されなくとも、妥協しないで闘う人が好きなのだ。そういう人物は、日本では少ない。
この本によると、後藤田氏というのは、「地方に住む飛びぬけての頭のいい男の子たちが選抜され、立身出世をめざして帝大に入るべく上京した」という近代日本の伝統に沿って、上京したうちの一人であった。
後藤田氏というのは、中坊氏とはまた違う「他人よりものが正確に見える」タイプの天才である。よって、周囲の人間は彼にしてみると皆劣る。天才であるがゆえに、理解されないことも多い。
そういう場合、「逃げる」とか、「バカに混じって転向する」とかの道を選ぶこともできるわけだが、後藤田氏は「己の見たものを正確に主張し、闘う」という、最もしんどい方法を選んだ。そのことが、尊敬に値する。専門分野は違えど、やはりこのタイプの天才である「もてない男」の小谷野敦氏などは、現在「逃げる」と「闘う」の中間あたりをさまよっているようだ。
後藤田氏の仕事のうち、やはり特筆すべきなのは、「合わない」中曽根に仕え、当事者としてそこに居ることによって、多くの憂慮すべき事態を食い止めたことである。「新奇なことを成し遂げた」のと「何かを食い止めた」というのは同じように評価されなければならないはずなのに、なかなかそうはならない。
中曽根と月1回のサシでの会食を続けたことなど、驚嘆に値すると思う。想像していただきたいが、嫌いな人と、二人きりで毎月食事ができますか?
千里眼を持つ天才、後藤田正晴の原点とは、著者の保阪の言うとおり、カバンひとつを抱えて郷里の駅に立っていた、十代のころの後藤田少年であるのだ。それを思うと涙が出る。
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5.0 out of 5 stars 生き様に勇気がわいてくる
「後藤田は奥歯にもののはさまったような言い方は好きではなかった。そうした物言いをする人間も好きではなかった。曖昧さも嫌う。明確に決断する。決断したら実行する。そ... 続きを読む
Published on 2006/2/26 by omr

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