はっきり言ってわからない。
意味がわかる!と宣言する友達はいないしネット界隈でも見たことがない。
きっと一編を通して読者が意味を解することは想定されていない本なのだと受け入れる他ない。
大急ぎで付け加えるが、面白い。
何か視認できないカラフルでふにゃふにゃしたものが超光速でぶっ飛んでいく。
元々視認できないし速度が測定できない。超高速なんだから質量は無さそうだけども、
そもそも超高速が何なのかわかっていないんだからどうしようもない。
と、無理やり出来もしない円城風に書かないとレビューもできない。
206ページ、どこをどのように進行しているか全くわからないお話を読むなど、元々普通の本を期待している人間のやることではない。
きっとそういう普通でない読者に宛てて、彼らが読み進めざるを得ない麻薬をそこかしこに突っ込んで文章を編む、世間様のお役に立つとも立たないとも評価の定まらない禁術を運用するのが円城氏なる悪魔なのだろうと思う。