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28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
悩んだ時の助け,
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レビュー対象商品: 後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫) (文庫)
この本は、大学生の時に読んで大変影響されました。卒業後そのような道を進むかと悩んでいる時に、後世への最大遺物は何かという観念に立って、人生を考えるということは大変意義のあることだと思います。ありきたりな成功観でなく、一本気の通った内村鑑三の結論は困難な局面を切り開く助けになると思います。
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「デンマルク国の話」が凄い,
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レビュー対象商品: 後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫) (文庫)
書の後半に収録された「デンマルク国の話」について。きわめて短い講演録だ。 内村鑑三はこの薄い書を日清、日露の戦争の勝利に日本が沸いている時期に書いた。 デンマークが1864年の戦争に敗れプロシヤとオーストリアにシュレスイッヒ・ホルスタインの2州を割譲された後、ユグノー党出身のダルガスという男が、残されれた不毛の地といわれた領土に樅の木を植え国土を豊かにしていった偉業について触れている。 デンマークの成り立ちがそういうことであったかと思わせる点でも参考になったが、この書の凄みはむしろ後半にこそある。 内村はこう記す。 「・・・国は戦争に負けても滅びません。実に戦争に勝って滅びた国は歴史上けっして少なくないのであります。国の興亡は戦争の勝敗によりません、その民の平素の修養によります。善き宗教、善き道徳、善き精神ありて国は戦争に負けても衰えません。否、その正反対が事実であります。牢固たる精神ありて戦敗はかえって善き刺激となりて不幸の民を興します。デンマークは実にその善き実例であります。」 この文章は第2次大戦後の日本人が書いたものではない。 日清日露の勝利に躍り上がる日本にもこんな人間がいたのである。 勝っている時に負けたときのことを考え、負けたときに勝ったときのことを考える歴史観。 その慧眼の基本には明治人の傑出した教養があったと思う。
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5つ星のうち 5.0
日本人一人一人は、そして日本と言う国はこれからいかに生きるべきか,
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レビュー対象商品: 後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫) (文庫)
●後世への最大遺物内村鑑三先生が、若者向けに 「何を後世に残すか? 金?事業?思想?」 を講演した講演録。 途中、恩師のクラーク先生(「少年を大志をいだけ」の)のくだりが出てきておもしろい。 ーーーーーーーーーーーーーー クラーク先生を第一等の植物学者だと思っておりました。 <中略> ある学者が、クラークが植物学について口を利くなどとは不思議だと笑っておりました。 <中略> とにかく先生は非常な力を持っておった人でした。 どういう力かといいうと、すなわち植物学を青年の頭につぎ込んで植物学という学問のInterrestを起こす力を持った人でありました。 ーーーーーーーーーーーーーー ●デンマルク国の話 狭い国土をドイツとの戦争に敗れて、3割方失ってしまったデンマルク国、残されたものは荒れ果てた北海道の半分くらいの土地だけ、その国が何によって、世界に胸を張れる大国になったか? 一人の敗軍の兵士ダルガスが、 「外に失いしものを内において取りかえさん。我らの世代であの荒野をバラの花のさく豊かな土地にするのだ。」と叫び、祖国復活の掛けに出たのです。
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