焦らされ続けた、待ちに待った一年ぶりの新刊です。
今回はとあるシーンの、いちファンとして切望していた気持ちをいっぱい込めたら、星5つ以上です!
以下は内容に触れますので、ご注意を。
今回はダルコ組と、眞魔国組との二つの視点に分かれて展開していきます。
眞王がどうしたいのか、どう動かしたいのかが未だ霧の中という不気味さがあります。
ギュンター達が輸送していた箱の行方は予想通りながらも、恐ろしいです。
ゲーゲンヒューバーが少し登場したり、毒女vs軍曹など、珍しいシーンもありました。
箱と鍵、あまりに都合が良すぎるゆえの違和感に、眞魔国組に気づいて欲しいです。
ダルコ組の方では、ラナタン所長の正体、ダルコの箱の存在、そしてその鍵、ファンファンの動向
など、少しずつ明らかになっています。
そして最大の見どころは、色んな意味での次男の帰還ですね!!
もうこの瞬間さえあれば今回は何もいらない、というくらいに思ってしまいました。
このシーンの長男が弟に言う言葉や、ユーリが必死に紡ぐ言葉の数々。
この瞬間を何年待ったんだろうって、思わず心が震えました。
いつからかと分からないくらい長かった。
他の誰が言葉を並べても、おそらくグウェンダルとユーリの言葉には敵わないですね。
「兵士ではなくユーリ陛下お一人のもの」。
本当は優しいのに頑固で何でもかんでも一人背負いがちなコンラッドをしっかり掴んでいてくれる人がいます。
コンラッド、本当におかえりなさい!何度言っても足りないです。
そしてユーリとグウェンが素敵です!!
でも私としてはもう一度くらいシマロンに任務で行くんじゃないのかな、と推測したりしています。
強いて言えば、カットせざるを得なかった、とあとがきでおっしゃっていた部分が気になりますね。
もう少し心情の余韻というか、そういうものを感じられる場所が欲しかったので。
いつかぜひ読みたいです。