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征服娘。 (集英社スーパーダッシュ文庫)
 
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征服娘。 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫]

神楽坂 淳 , 鈴羅木 かりん
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

名門貴族の娘・マリアの戦いが始まった!
ベネチアの良家の子女・マリア。「女は何も手にできない」ことが許せない彼女は、自分の美しさと才覚を武器に、この国そのものを自分の手に入れようと決意した。壮大なバトル・スタート!

内容(「BOOK」データベースより)

貴族の娘として生まれ、なに不自由なく暮らしてきたマリアだが、一つだけ不満があった。「女はなにも手にできない」ことである。貴族に生まれたら、よい男に嫁ぎ、子を産み、サロンで他愛ないおしゃべりをするしか人生の選択がない。それに不満を持ったマリアは全てを手に入れるため、侍女であり、生涯の親友であるアッシャと共に立ち上がる!!大型新人による、壮大な野望活劇始動―。

登録情報

  • 文庫: 260ページ
  • 出版社: 集英社 (2008/1/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4086304023
  • ISBN-13: 978-4086304023
  • 発売日: 2008/1/25
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 722,425位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
『私は、夫の顔色をうかがったり、浮気の心配をしたりしながら老いていきたくない。自分の人生は自分で決めたいのです。わかりますか?』
『ただそれだけのために国家を手に入れたいのですか?』
『いけなくて?』

海洋国家ドラヴィアの名門貴族の娘マリア・コントラーリは13歳。コントラーリ家は海運業を営んでおり、彼女は三人の兄達と同じく貿易を任されているが、幸か不幸か彼女の才覚と野心は三人の兄を遥かに上回っていた。だが、彼女はいずれ結婚させられ事業から手を引かなければならない。そんな「女はなにも手にできない」現状を打破するには自分がこの国を手中に収めるしかないと考えたマリアは、野望に向けて動き出す。

……なんだか、「征服娘。」という茶化したタイトルからは想像のつかないシリアスな物語。己の野望の為、マリアが策略を進める上で多様な味方を得ていく様が描かれていく。男尊女卑社会における女性の自立を描いた物語という意味では同じ作者の「大正野球娘。」とテーマは通ずる。だが、そんな小難しく考えなくともこの物語は楽しめる。

表向きは可憐な貴族のお嬢様を演じながらも、策略を練り野望に一歩ずつ近づいていくマリアはとても魅力的だ。一見冷酷なワガママ娘に思えるマリアだが、世間から不当に受ける評価や待遇(差別)に甘んじなければならないことが許せず、そんな境遇にある人を見ると我が事のように憤りを感じる真っ直ぐな気性の人物として描かれており、好感が持てる。
とはいえ、マリアの野望をうっすら感づいた父親に釘を刺さされた後『殺しましょう』と冷酷に呟く場面なんかに一番ゾクゾクしたのだが。

もちろん、この壮大な物語が一冊で終わるはずがなく、一つのクライマックスを迎えた所で以下続巻となる。早く続きが読みたいものだが、今だに続巻が出ない「大正野球娘。」のこともあるし、ひょっとしてかなりの遅筆なのかもしれないが。
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