もうずいぶん前の作品ですが、時をおいて読んでも、何度でも感動できるし何度も考えさせられるし何度も「そうだねぇ」と納得できる超大作です。
ジャンルとしてはファンタジーなのですが、何しろ主人公の「ノリコ」は、もともと現実のただの女子高生であるのです(最後までそうですが…)。
ですから、ファンタジーによくある急展開にとまどうノリコと、読者は同じ目線でゆっくりと話に導入できます。
何度読んでも、この導入の一巻は、さすが〜、と唸ってしまいます。
ひかわさんは、この長い長い作品を通して、またノリコという視点を通して描きたかったものが、きっと最初から強くあったのでしょう。
それが何か、というのは、ノリコとイザークと共に旅をした読者のみが発見できます。
連載当時は体調を崩されたり、休載されたり、と色々あった作品(足かけ13年!!)ですが、そのかいあって、
練りに練られた構成や抜群の描写力、脇の脇のキャラクターにまで現れる「人」というものへの観察力には、ただただ脱帽です。
一度、と言わず人生において何度も読んでみることをぜひオススメします!!