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彼女はもういない [単行本]

西澤 保彦
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商品の説明

内容紹介

異常快楽のためではない……女を殺せば殺すほど、あの人に会えると信じていた。
完全犯罪のトリックが冴えわたる、書き下ろし傑作ミステリ

母校の高校事務局から届いた一冊の同窓会名簿。資産家の両親を亡くし、莫大な遺産を受け継いだ鳴沢文彦は、すぐさま同学年の比奈岡奏絵の項を開いた。10年前、札幌在住だった彼女の連絡先が、今回は空欄であることを見て取ったその瞬間、彼は自分でも不可解なほどの困惑と女性への強烈な憎悪を覚え、やがて連続殺人鬼へと変貌する。誘拐、拉致、凌辱の様子を撮影し殺害する。冷酷の限りを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか――。一方、突如起こった連続殺人に翻弄される刑事・城田理会らは、わずかに残された手がかりを元に犯人を追う。鳴沢の暴走を城田は止めることができるのか?青春の淡い想いは、取り返しのつかないグロテスクな愛の暴走へと変わる……。R-18ミステリ。

内容(「BOOK」データベースより)

母校の高校事務局から届いた一冊の同窓会名簿。資産家の両親を亡くし、莫大な遺産を受け継いだ鳴沢文彦は、すぐさま同学年の比奈岡奏絵の項を開いた。10年前、札幌在住だった彼女の連絡先が、今回は空欄であることを見て取ったその瞬間、彼は連続殺人鬼へと変貌した。誘拐、拉致、凌辱ビデオの撮影そして殺害。冷酷のかぎりを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか―。青春の淡い想いが、取り返しのつかないグロテスクな愛の暴走へと変わるR‐18ミステリ。

登録情報

  • 単行本: 274ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/10/6)
  • ISBN-10: 4344020618
  • ISBN-13: 978-4344020610
  • 発売日: 2011/10/6
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 197,398位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By すみれ VINE™ メンバー
西澤さんの作風が大好きで、新作をいつも楽しみにしてます。
今回、説明文に『R18』と記載されていた為、ある程度のえげつなさを想像してましたが…想像以上のえげつなさです。
読み終えた第一印象は、救いの『す』の字も無い、えげつなさと悲しさです。
ラストは、読み終わる寸前、
『もしかして…』と予想した結果と同じでした。
そして、陰惨な内容は今までと似たような雰囲気ですが、何故か新しい作風だなと思いました。
『猟死の果て』という作品に出てくる女刑事が再登場します。
えげつないですが、やはり一気に読んでしまう所がさすがです。
読み終えてから、タイトルと表紙を見返すと、更に悲しい気分になります(笑)
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By りょう トップ1000レビュアー
話としては、ヘビーです。
人によっては途中で読むのを止めるグロさでしょう。

一冊の卒業後の住所録で、狂気の世界にはいっていく男。
狂気の世界は読者の心まで狂わせそうです。

学生時代に思いを寄せた少女。
どこに今はいるのか?
その少女への思いを、恐ろしい表現ですすめていきます。

とはいえ、物語へ引き込むチカラは作者ならでは。。と
いったところでしょうか。

後味は悪いのに、読んだ事への後悔はありません。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
凄絶なる再会 2011/12/21
By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
Amazonが確認した購入
正直なところ、主人公(鳴沢文彦)の人物造型が荒く(ちなみに、捜査官の城田理会警視も存在としては薄っぺら)、その性格破綻振りそして暴走振りには附いていけなかったというのが率直な感想なのですが、やや強引とはいえプロットの妙と作者の筆力で、徹夜で一気に読まされました。後から考えれば、全ての手掛り(例えば、『リセット・プレイ』なる詩の存在や性同一性障害への言及など)はきちんと開示されていましたが、最後まで結末が読めず、その分ラストでは頭を殴られたかのような衝撃を受けました。(それにしても、奏絵の住所が同窓会名簿から消えたことで何故鳴沢が「裏切られたという激しい被害妄想にまみれてしま」(188頁)ったのか、その動機はいまだに評者の理解の範疇を越えています。)

最後の疑問:「ガムテープでぐるぐる巻きにされたDVD四本」(120頁)と「エアコンのリモコン」(同)とは何の記号(隠喩)なのか?そもそも鳴沢の実家は日本の何処に位置しているのか?(事件の舞台はどこの町か?)

本年度の各種ミステリー・ランキングでも上位に入っている訳ではないようですが、読み始めたら止められない一作であることは間違いないように思います。
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