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役人学三則 (岩波現代文庫)
 
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役人学三則 (岩波現代文庫) [文庫]

末弘 厳太郎 , 佐高 信
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

日経ビジネス

「およそ役人たらんとする者は法規を盾にとりて形式的理屈をいう技術を修得することを要す」

「およそ役人たらんとする者は平素より縄張り根性の涵養に努むることを要す」

これは『役人学三則』の第2条と3条である。反語を使うことによって、官僚を痛烈に皮肉ったこのエッセイが書かれたのは1931年のこと。近代日本を代表する法学者のエッセイが、岩波現代文庫の創刊によって絶好のタイミングで再び日の目を見ることになった。

最近の官僚の不祥事やその後始末を見ていると、当時と全く状況は変わっていない。「いかに相手のいうことが条理にかなっていると思っても、容易にその前に頭を下げるようではいけない。条理などは無視して法規一点張りで相手をねじふせなくてはいけない」という部分は、一連の警察不祥事で見られた対応そのものだ。役人というものは、時代がどれだけ変化しても役人であり続けるのだということが、今さらながらよくわかる。


(日経ビジネス2000/3/20号 Copyright日経BP社.All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

「およそ役人たらんとする者は法規を楯にとりて形式的理窟を言う技術を習得することを要す.」国家と国民を法律で媒介すべき役人の体たらくは,昔も今も解決できない難問である.近代日本の代表的法学者が,保身・権威主義・形式主義に固まる役人根性を撃つ痛快辛口エッセイ.大正デモクラシーを呼吸した自由主義精神が弾ける.

登録情報

  • 文庫: 217ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2000/2/16)
  • ISBN-10: 400603007X
  • ISBN-13: 978-4006030070
  • 発売日: 2000/2/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
市民・役人・法律家、法治国家において法律を運用する当事者達に求められる常識、知性について述べた本。編者の政治姿勢は気にせずに読める。

別に役人批判の本という訳ではなく、表題になっている文章は面白いのだが本論ではない。

法学部生、法律家や官僚を目指す人に読んで貰いたい本。戦前に書かれた古い文章で、例に挙がる条文も旧民法だったり文語体の刑訴法だったりするが、考え方は未だに通用する(現代でも著者の批判・懸念が未だに妥当するというのは残念な事だ)。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
昭和6年に出されたこの批判は、おどろくほどいまでもそのまま妥当する。末広教授は「三則」の10年ほど前に「役人の頭」という批判も出しているが、そちらは、論述がすっきりしないものの、まだ希望がある批判である。ところがこの「三則」のほうからは、絶望感が漂ってくる(戦争を経た70年後も変わらないところを見ると絶望感は正しかった)。海外追っかけ、あるいはアメリカが課した課題をこなすときは日本の役人は実に有能だが、自分で何かをするとなると、私益と小才と周りとに邪魔されできず(天下国家のことを考えて仕事するなんて、嘘)、結局は日本の財界政界の身の丈にあった仕事しかできないもののようである(役人を嫌った末広教授が専心した戦後労働法の世界も、決してよくなかったが)。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
役員が陥りやすい法律至上主義をその成立の敬意を踏まえならが批判している。国家が人間に近づくために法治国家を作り役員に誰でもなれるようにしたという説明は納得。大正デモクラシー期に書かれた本だが「役人根性」がいまだ全く解決していないため古くは感じない。
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