主人公は100年前に死んだと思われた伝説の英雄、ギアリー大佐。
脱出カプセルで冬眠し宇宙を漂流していたギアリー大佐は、敵艦隊の罠にはまり全滅寸前の艦隊に拾われ、100年ぶりに目を覚ます。目覚めて間もなく、艦隊司令部が全滅したため、大佐が艦隊司令官になる。
最初から10ページで話がここまで進み、ここから物語が始まります。
絶対絶命の艦隊を立て直しつつ、追撃してくる敵と戦うはめになった大佐の苦悩と栄光が、共感と感動です。
物語は、大佐の視点で息つく間もなく進みます。敵側は登場人物もなく、敵として登場するだけ。ギアリー大佐以外の視点に移ることはなく、時間の経過も過去に遡ったりせす一本道で進みます。このためとてもテンポ良く話が進みます。
帝国どうしの政治レベルの話は脇においていて、敵側からの描写もないので、戦う理由も謎のまま。このへんの謎解きが、2巻以降楽しくなってきそうな予感がありますが、日本語版の2巻はまだ出ていません。
原書は、3巻まで発行されています。
(1) Dauntless (The Lost Fleet, Book 1) <= 本書
(2) Fearless (The Lost Fleet, Book 2)
(3) Courageous (The Lost Fleet, Book 3)
これらの原書は日本のアマゾンでも買えますが、早く日本語版を出して欲しいものです。
ただし、英語版も3巻では完結しておらず、「つづく」となっているそうです。