3巻のぐだぐだを経て、4巻で勢力回復。この5巻では、アライアンスまで数回のジャンプでたどり着けるところからのスタートです。これまで散々予告されていたとおり、最終的には5巻でアライアンスに帰り着きます。敵も目的地は知っているので、どうやって最終防衛ラインを突破するかが見所。少し悪運に恵まれすぎな反則技という気もしますが、それなりのストーリーでした。読んでのお楽しみ。
今回もあいも変わらず待ち構えている敵を撃破するギアリー。勝って当たり前といわんばかりに、敵を翻弄し勝利します。とはいえ、戦えば冷徹な確率の法則に従うかのように、数合わせのように艦艇が破壊され乗員が死んで行きます。
全体としては、前巻まででクローズアップされていた裏切り者の伏線回収があんまりにもいいかげんなのが残念。このシリーズの根幹は、敵地に取り残された艦隊をいかに連れ戻るかだけで、他の要素は思いつきネタばかりだったのかなと再認識した次第です。2巻の展開では大いに期待したのですがその後が続きませんでした。
ラスト(の予定の)6巻が本国で出版されて翻訳されるのはまだ先でしょうが、どう決着をつけるのか依然として気になるところです。また全能ギアリーのワンサイドゲームにならないことを祈るばかりです。
なお、本編には関係ないですが表紙デザインがなー。4巻は場違いという印象でしたが、5巻に至っては暗くてどうにも識別が困難でした。