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影 (小学館文庫)
 
 

影 (小学館文庫) [文庫]

カーリン アルヴテーゲン
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

そのノーベル賞作家は高齢で、体が麻痺して施設にいた。息子は、親の威光で講演と浮気三昧。だが、家政婦の死をきっかけに、過去が掘り起こされていく。高潔な作風で尊敬を集める作家が抱える忌まわしい心の闇が…。

内容(「BOOK」データベースより)

ノーベル賞作家である父アクセル・ラグナーフェルトは、脳疾患で全身麻痺となり施設に入っている。息子ヤン=エリックはその威光で尊敬を集めて生活しているが、家庭は崩壊し浮気三昧の日々だった。物語は、高齢で死んだ老女の身元確認から始まる。彼女はかつてラグナーフェルト家で家政婦をしていた。葬儀のために探し物をすることになったヤン=エリックは、事故死と聞かされてきた妹の死因に不審を抱く。やがて彼は、高潔なはずの父が何かをひた隠しにしていることを知る…。人は、ここまで堕ちることができるのか―生きることの絶望と希望に迫る問題作。

登録情報

  • 文庫: 496ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/11/6)
  • ISBN-10: 4094083340
  • ISBN-13: 978-4094083347
  • 発売日: 2009/11/6
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 139,618位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
書店でふと手に取ったスウェーデンの現代作家の長編。「高潔なノーベル賞作家がひた隠しにしてきたこと・・・!? 人はここまで堕ちることができるのか ― 生きることの絶望と希望に迫る問題作」というPRと、白黒の女性の写真に引きつけられました。

恐ろしい作品です。PRと違って希望は天国よりも遠いところにしか現れません。努力によって無から勝ち取ったものが保身の温床となり、保身の執念が他人を容赦なく犠牲にしていく。善人が一瞬にして悪人に変わり、たくさんの命が失われていく。

自他の「保身」苦しむ人々への鏡となる書物かもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「罪」と「喪失」はまだ救いがありましたが、「裏切り」はあまりに悲惨でした。「恥辱」も、読むのがつらかった。
そして、この「影」は、保身の卑劣さを追求したのでしょうが、もうついていけないと思いました。これ以上ないほど暗い気持ちになりました。
人はみな過去の重みを引きずって、思うにまかせない人生を送らなければならないと、過去を清算することはできないと言いたいのでしょうか?
私が小説に求める楽しさを提供してくれる作家ではないのだと解りました。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
「生きることの絶望と希望に迫る問題作」とPRにあるけど、希望とは?幸せとは何かを問われる作品。
ノーベル賞受賞作家が他人を犠牲にしてまで、まもろうとしたものにどれほどの価値があったのか。代償はあまりにも大きかった。
真相が分かるに従って、読み進めていくのが辛くなったが、なんとか読破。2010年中に読んだなかでは一番強烈な印象が残っている。
このレビューは参考になりましたか?

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