最近のリーダーシップ論やチーム・組織運営論は、どちらかというとメンバーをモチベートさせながら、またコーチング・カウンセリングしながら、その気にさせて仕事をしてもらうタイプのものや、参画、民主主義的なアプローチのものが増えてきています。
これらについては、権力や圧力だけでは人は動かず、また動かしたとしてもメンバーの能力を最大限に発揮されないという、過去の反省・反動から来ているものであり、また有効な手法であることは間違いないと思います。
ただ、これらがあまりにも主張されるために、権力や圧力が必要な場合でも活用しないという状況が生じているようであり、本書はそのことに警告を発しつつ、適切なパワーの使い方や、パワーの影響、発生から消滅までの流れを解説しています。
変革において、ソフトアプローチとハードアプローチの両方を上手く活用しながら進めていくことの必要性を再考させてくれる本です。
また、参考文献も豊富に掲載されており、更に学習を進める際には参考になります。