シリーズ物の2巻というのは、案外難しいと思う。
新人の場合は1巻で終わる勢いの話を書くのでその続きを作るのは苦労するし(それこそスレイヤーズといったら!)、ベテランでもやりたい事が変に膨らんで当初とのペースを崩してしまったりもする。
そういう意味ではさじ加減が難しいのが2巻であり、2巻の出来次第でロングシリーズになるか片手で終わるかの分岐になると言えよう。
さてこの「迎撃」も“影マル”シリーズの2巻目。略称は勝手につけてみた。
1巻のイメージを引き継ぎつつ、既存のキャラ(特にヒロイン!)の魅力を増幅させ、その上でまた違う魅力の新キャラを投下する。そこにちゃんと仕掛けを仕込んでおいて…。
ロングシリーズに化けるのを期待したくなる非常に安定性の高い、良い出来である。
正直、個人的に好みの絵師という贔屓目はあるものの、イラストの力も大きい。
今回の目的(と私が勝手に判断した)であるヒロインの魅力アップ!=ラブ度アップ!の意図を把握しているのだろう、口絵の美しいカラーだけでなくコミカルなちびキャラ風などヒロインは無表情設定ながらも多彩なビジュアルを読者に魅せている。
絵・構成とも今後が楽しみである。
ラブはこのまま毎回ちょっとづつ進めて欲しいね!
それはそれとして…次は黒髪ロングなアジア系美人を!希望!