ここのところで、少し話の筋を追い求めているせいか、急転直下の構成になっているような気がする。
同じ原作のアニメでは、目立った悪人が少なかったから、割と主人公の周辺には「いい人」が群れをなしていた。
キーポイントは三人の官吏。その内、御史生活の中で出会った二人は、秀麗を評価しつつも王の不運を決めてかかっている。
問題は三人目の官吏。彼が劉輝と、王に忠誠を誓う人々をどのように遇すのか?
私はこの最高の官吏と思っていた人が、穏和な表情をかなぐり捨てて冷酷な物言い(以前の穏和な物言いに比べて)をするところに、不自然さを感じる。
作者様は根回しをする気力が失せたのか、そこのところのギャップが目立つ。
もうすこし、「ホンワカ」でもいいから、 気がついたら・・・怖い人だったのね!
そんな余裕で書いてほしい。
主人公の周辺にも「嵐」が吹き寄せてきたけど、結末を急がずにもう少し世界の様子を楽しませてほしい。
いままでの分量と同じくらいで、結末に持って行ってほしいけど。 厳しいのかな?
何はともあれ、 最高に格好いい お父さんにはビックリ仰天です。
これで、茶と紅。多分、藍がそれに碧が劉輝につくのか?
対するは、貴族達。門下省の旺季。三人の養い子と腹心の部下。彼らは自分の役割を知り、大きなインパクトの発動を待っている。
また、瓢家の野望。彼らは伝説の仙人を掌に治めんとするが・・・
最大の楽しみは、作者が劉輝の治世が良き時代であったと述べ、それにはタンタンや優れた能吏が彼を支えたという「約束」を読者と交わしていることだ。
現状が、その約束への「産みの苦しみ」ならば、ワクワクして見守りたい。