プレソクラテスにおいてはプュシス=自然はかっちりした本質を持っておらず、
生々流転、変化するものでしたがアリストテレスがこの形而上学できちんと枠にはめました。
その枠を元に直進する時間、世界の全てが最後の審判まで一直線に収束する世界を作ったのは、
パウロ、アウグスチヌスといったキリスト教神学者ですが。
いずれにしろ、この書物で何かが変わっているのです。
アリストテレス自身の自然学も場所など、その上で動く自然物の枠組化する過程ですが。それも形而上学を成功させるための土台作りです。
思えばライプニッツのモナドもカントの物自体もアリストテレスの目的論、遠近法をめっちゃ精緻化しただけでした。
あるいはアリストテレスに逆らって思考した、ディオゲネスやクリュシッポスも参照してください。
ニーチェやスピノザも外せません。
アリストテレスの無際限への批判としての無限論がスピノザのエチカでした。
いずれにしても西洋哲学の最高峰。味わってください。