登録情報
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今日『形而上学』と呼ばれているこの本は,アリストテレスが折に触れて作成した覚え書きや講義ノートが集成され再編集された結果できあがったものです.著者(あるいは著者たち?)が意図した一冊の「書物」というようなものは現実には存在しません.そのような有り得べき「書物」は,残された断簡を「読みとき」「解釈し」「再構成」する一人一人の(あなた~~やわたしたち)創造的で注意深い読者にとってのみ存在するのだと言えるでしょう.
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それゆえ,本書を初めて手に取る読者は,ここに普通の意味での「書物」を期待してはいけません.むしろ,繰り返し繰り返し!問いかつ答えることによって出来上がっていく「書物」の「原型」が,剥き出しの思考をともなって放り出されているのだと理解してください.そして,アリストテレスの複雑な思考の跡を丹念に追ってゆく楽しさを味わっていただきたいと思~~います.~
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